ハンドメイドミノーにトップコートする事で
塗装の色流れが起きてしまい、対策として
セルローススプレーを吹いて色止めしてみた。
↓ 前回のブログ
1 トップコート難しい理由
塗装の塗膜は弱く、キャストを繰り返すこと
で、簡単に色がハゲるので衝撃に強い
セルロースでコーティングします
(コーティングは他の材料もあります)
ですがセルロースは
下地を溶かして結合する
ことから塗料が溶けて色落ちするので
対策に頭を悩ませます。
筆者は水性塗料が色落ちしない記事をみて
ルアー塗装にMrカラーのアクリジヨン (水性)使い始めたのですが
色落ちはします💦
ただMrカラーから販売されている
もう一つの水性カラー『クレオス』よりは
色落ちしません。
↓ メーカー説明引用
説明書には
アクリジヨン(水性)の上に
M rカラー(油性)重ね塗り⭕️
水性ホビー(クレオス)の上に
M rカラー(油性)重ね塗り🔺
とあります。
セルロースは油性なので相性からも
アクリジヨンを使った方が良いようです。
そんなアクリジョンも色落ちはするので
セルロースを霧状に吹きつけ
薄い被膜を作り
最後はドブ付けして、厚い被膜を作る
作戦としました。
2 セルロース吹きつける
セルロースの吹きつけ方は、ネットや
スプレーの仕様をみて
⚫︎20センチ以上離した距離
(近いと液だれし色流れに)
⚫︎霧から固形化したものが付着
⚫︎塗りすぎて液だれ注意
⚫︎ 乾燥させて吹きつけを繰り返す
(1回6時間以上間隔空ける
※缶の注意書き⚠️)
という事に注意して、3回位砂吹きしました
3 セルロース1/2にディッピング
続けて、セルロースを1/2に希釈したものに
ディッピング(漬け込む)しますと
水玉模様
赤い側線
が色流れせず、しっかり残っていました。
(成功です😃 わー パチパチ👏)
4 セルロース原液にディッピング
続けて、セルロース原液にディッピングさせ
たところ、側面の模様は流れませんが
背中の塗装がハゲてしまいました。
腹側の白もハゲているような・・
なぜ塗装が薄い水玉は色流れしないのに
塗装が厚いところが色流れするのか
乾燥をしっかりさせず、色の上塗りをしたり
したため、塗装がしっかり固まってない層が
ズレ流れたのでしょうか?
いえいえ 原因が2つありました。
1点目
背中の塗装は
クレアイエロー→
ドイツ空軍機色→
オリーブドラブ
と塗り重ねていたところ
なっなんとー!
ドイツ空軍機色がクレオスだった
ガーン😨
2点目
色落ち原因を色々調べていると
ディッピングしたら
ミノーをすぐ引き上げるのではなく
ジワジワ引き上げると色流れしにくい
といった説明がありました。
サッと引き上げると
セルロースが垂れ下がるスピード(勢い)と
重みにつられて塗料もくっついて流れる
のですが
ゆっくり引き上げれば
セルロースが垂れ下がる事もなく
塗料もつられて流れにくい
といったイメージです。
5 再度ディッピング
そこで今度はセルロースが垂れ落ちないよう
『ソロ〜リ』『ソロ〜リ』
(狂言師 和泉元彌風に)
引き上げてみました。
するとどうでしょう。
色落ちしていない!
って思ってたら、
背中とアルミ鱗の境付近が
若干色落ち
していました。
(前よりはマシですが)
いや〜 塗装は本当に難しい😭
次回はもう一工夫してみます。
・・・終わり