ミノーの木型にワイヤーを固定するところから説明します。
↓前回までの作業
1 ミノーにワイヤーを挟む
片方のミノーにワイヤーを置く
上から、もう一つのミノーを当てて押し
付ける。
(満遍なく押し付けます)
2 ワイヤー跡の溝を彫る
ミノーの両側に、ワイヤーの跡がつくので、
水性ペンで跡をなぞる
↓ 分かりやすく跡を水性ペンでなぞったもの
ヘッドからテイルにかけては、
木目に沿って
三角刀で切る
中心からベリーにかけては、
木目に逆らうので
デザインナイフで切る
あと、ヘッド、テイル、ベリーの端は
切らずに残す
↑ 溝を彫らない3ケ所を書きました
端まで溝を彫ると、ワイヤーを挟んだとき、木とワイヤーに隙間ができ、穴を埋めるのが面倒なのでここは切らずに残しておきます。
溝を彫らなくとも、後にワイヤーを圧着すると隙間なく作ることができます。
【参照】
※ 三角刀は、文具店や100均のもの
※デザインナイフはオルフア製
(ホームセンター購入)
3 ワイヤーを挟んで圧着
溝が掘れたら、ミノーにワイヤーを挟んで
圧着し、馴染ませます。
4 接着
ミノーそれぞれ内側に、木工用ボンドを塗り
ます。
塗った際、割箸などで引き伸ばします。
接着剤を塗った一方のミノー上に
ワイヤーを溝に合わせて置き、
更にもう一方のミノーを乗せて、
ピッタリ合うところで圧着します。
圧着して、はみ出てたボンドは、ティッシュで拭き取ります。
木工用ボンドは、
パワーエース 速乾クリア
を使用しています。
木工用瞬間接着剤もあり作業効率が上がるの
で欲しいですが、やや高いため、現状このボ
ンドを利用しております。
(特に問題ありません)
5 クリップで挟む
大型クリップで挟んで固定します。
すぐ挟むと、まだ固まりが弱く、ミノーが
ズレて残念な結果になるので、
手で暫く圧着したままで固め
クリップに挟んでもズれない事を確認
してから、クリップで固定します。
↑ ヘッドをみるとズレている
↑ 指でピッタリ合わせ直す
クリップは、
真ん中から腹側を押さえる
真ん中から背側を押さえる
2個を使用します。
クリップは100均のものを利用しております。
6 接着の完成
大体1時間位で完全に固まるので、クリップを外して接着完了です。
クリップの跡が付く事もありますが、
紙ヤスリで削るので大丈夫です。
以上でミノーの型が出来上がりましたので、
次回は、ミノーにオモリを入れる作業に取りかかります。
ハンドメイドミノー作り④へ続く