昨シーズン末から本格的にルアー作りを始め
実釣→修正→実釣→また修正の繰り返しにより
納得するアクションに近づいてきましたので
経緯を振り返ってみました
1 初めて完成したミノー
ハンドメイドミノーには元々興味があり
何度か挑戦しましたが、せっかち&飽き性から
⚫︎ルアーを一日乾燥させる『間』が苦手
⚫︎ボディを削りすぎて嫌になる
⚫︎生活が多忙になるとどうでも良くなる
等と挫折の繰り返しでした
そんな中、昨年体調を悪くし時間ができ
一つ最後まで作り上げよう
と思い立ったのを契機として完成したミノー
がこちら
不恰好ですが、一応トラウトを釣り上げ
次への制作意欲が湧きました
↓ 2号機 実戦投入せず
2 今シーズン初期のミノー
オフシーズンとなり、管理釣り場へ
足を運ぶ傍ら、ミノー作りに励み
完成したのがこちら
見た目は釣れそう しかし・・・
今年2月解禁に実戦使用すると
水に潜らない
泳ぎがパラパラしている
と悪いところ尽くめで
● ウエイトバランス
● リップ角度
等を本格的に研究することになる💦
3 リップ角度悩む
角度は何度が良いのかアレコレ試して
辿りついたのが30度
(ピロキミノーの場合です)
この時はリップ角度にメチャクチャ拘って
ましたが、実はそればかりではなく寧ろ
如何にボディと水平に
リップを取り付けるか
が重要であることに気がつきました
4 硬いワイヤー探す
続いて6㎜のステンレスワイヤーを使って
アイ等を作ってましたが
キャストで岩等にぶつけると
すぐに変形してしまう
ので、どうしたものか考えて
より硬い
超硬質ステンレスワイヤーの導入
にて問題解決しました♪
↓ これで解決じゃ!
5 幅5㎜のミノー作る
これまでは幅7㎜のミノーを作り続けて
いました
市販品『もののふ』『Dコン』等がこの位の
幅だったという猿真似からです
またユラユラと魅惑的にフォール(シミーフ
ォール)するのも気に入ってます
ですがある時
パームス社『アレキサンドラ』
を使うと、ピロキミノーと違い
⚫︎水中を切れよく泳ぎ
手返しが楽
⚫︎キャスタピリティが良い
(投げやすい)
と感激し、細身のミノーを作成してみました
↓ ピロキスマートの完成
↓ 尺イワナを釣る
6 リップの擦減り対策
リップ素材は
①サーキットボード
②ポリカーボネート
がありますが
①だと折れにくいけど削れやすい
(使用してリップが摩耗し小さくなる)
②だと削れにくいが折れやすい
(その為厚いリップにするも泳ぎが
鈍くなる)
と一長一短
これに頭を悩まし解決したのは UVレジン
リップ周りにレジンを塗り固める手法により
サーキットボードの摩耗は軽減されました
↓ 加工しないと左のように擦り減る
7リップの歪み対策
ポイントギリギリを攻めるとルアーが岩盤等
に衝突するし、ストーキングで遠くへキャス
トすれば、ルアー回収時に河原の石にゴンゴ
ン当たるから
どうしても衝撃で
リップが歪んでしまう💦
ゴリラボンドを塗ってもダメ
エポキシ樹脂も完璧ではない
人によってはリップの取り替えがしやすいと
歪むことを前提に制作されておりますが
自分は歪まぬようにしたい!(今のところ)
てことで、あれこれ思案し対応中ですが
このように進化を続けているピロキミノー
今後もあれこれ模索してハンドメイドミノー
作りに邁進いたします
・・・終わり