ピロキ vs 長良川トラウト

手作りルアーなどで釣り歩くオジサマ奮闘記

管理釣場用スプーンを作ってみる

11月から管理釣場がオープンしますので

マイクロスプーンを作ってみようと思います

 

1  作る理由

 管理釣場ではマイクロスプーンをメインに

 使用していますが

 

  ⚫︎ ただ釣るだけでは飽き始めた

  ⚫︎ 物価高で一つ500円位するスプーンも

   パカパカ買えない

 

 といった理由等から作ってみる事にしました

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2  作り方

 さてどう作るべか

 

 ハンドメイドミノーと違い

   鉄板に穴開けて曲げるだけ

     なので簡単そうではありますが・・

 

  先ずは切削しやすそうなアルミ板を購入

(厚み0.5mm)

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 アルミ板にスプーンの形を書き込み

 余白を残して万能バサミで四角に切り抜きます

 ↓  万能ハサミ

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 続けて

   ラインアイ

   テールアイ

 をドリル(直径2mm)で開けてみる

 ↓  小型ルーター

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 穴を丸ヤスリで研き整える

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 スプーンの形に切る

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 これにスプリットリング0番を取り付けます

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 テールアイにリングを取り付けるのが苦戦💦

 

 バイスで固定してダイヤモンドヤスリで削り

 テイルアイとの肉厚を狭めて取り付けました

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 ↓ 魚掛かると引きちぎられそう💦

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 スイムテストしますと・・・

 

 アルミ製で軽量なので表層をゆったり泳ぎます

 (スレ鱒に効きそう)

 

 ただ軽過ぎて飛距離は望めず実践向きではない

 

 岸際に群れる虹鱒へ投げ込む

 超接近戦用

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3  真鍮のスプーン

 アルミは軽量なので同じ厚みで『比重約2倍』の

 真鍮板にてスプーンを作ってみます

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 うーん

 切り出した型が既にバランス悪い ( ・∇・)

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 真鍮をスプーンの様に丸く凹ますのが

 難しい💦

 

 スイムテストをしますと

 当然ながらアルミスプーンよりも

 一段深い層を泳ぎます

 

 泳層は良いのだけど

 ほんの少しスピードを上げるだけで

    スプーンがクルクル回る

 のでこりゃあ使えません

       バランスが悪すぎ ♪( ´θ`)

 

 このルアーでも釣れる魚はいると思いますが

 一定のアクションができないと再現性の無い

 釣りとなり検証が困難です

 

 また虹鱒釣りは

   一定の棚を逸れないよう

   等速でただ引き

 が基本ですが

   等速も緩急の幅が必要

   (速い等速 遅い等速)

 であり このスプーンでは無理

 

4  結果

 スプーン作りは一見簡単そうでしたけども

 安定した

      ウォブリング

      ローリング

 アクションを生み出すのは難しいです

 

    ↓ ルアーアクションのブログ

piroki-l.com

 鉄の塊だからバランスをしっかり取らないと

 ダメで誤魔化しが効かない

 

 スプーンは船底をイメージして作る必要が

 あります

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船底のような均等な丸底の作り方が難しい

 

どうやって作るべか

      ポク ポク ポク ポク・・・ 続く