MDミノー制作で『バランス』を考え始めたら本当に深いと感じて動きを再考してみました
↓ 各動きの説明図を先に載せておきます
1 ローリング
ミノーを正面からみてクルクル回転する動きが
ローリングアクション(X軸)
例えば
重心が高い車は
ふわ〜っと
ロールが大きい
重心が低いF1車は
ロールが小さい
という事から
⚫︎ 体高の高低調整
⚫︎オモリ位置の上下調整(重心調整)
⚫︎リップ角度(立てる〜寝かす)
等でロール強弱を決める
2 ウォブリング
ミノーを正面から見て
左右にパタパタ暴れる動き(Y軸)が
ウォブリング(ヨーイング)
⚫︎リップ・ボディ幅(広い・狭い)
⚫︎リップ角度(寝かす〜立てる)
⚫︎浮力(軽い・重い)
等で強弱を決める
3 ピッチング
ルアーを正面から見て
上下にパタパタするアクション(Z軸)
気付かなかった〜
例えると
車の加速 〜 ブレーキで
フロントが浮いたり沈んだりする動き
クランクベイトが障害物に当たると・・
↓ こんなピッチングになる
4 カルマン渦
ウォブリングには
『カルマン渦』が影響する
唐突になんじゃ ピンクレディ?
(それはカルメンです)
カルマン渦とは流れに棒を入れると
棒に当たった流れが
棒裏で渦を巻く流れ
例えばトラックが走ると
荷台裏にカルマン渦ができ
抵抗で速度が伸びない
ロードバイク等のスリップストリームは
前走の背中にできるカルマン渦に
後走が引き込まれて楽に走れる
前走が一人で走ってる時は
背中のカルマン渦に引っ張られて
速度が伸びない
ウォブリングはリップ表に当たる水圧で
パタパタするだけと思ってたけど
リップ裏のカルマン渦が関係していた
具体的にウォブリングの流れは
①リップが水を受ける
②リップは水圧に耐えれず
斜め左に傾く(又は右)
③リップ左から流れた水は
リップ裏にカルマン渦を作り
リップを引張る
④リップは水圧を受けなくなる
ラインに引かれる・・
⑤リップと共に左を向いたボディの右側面に
流速水圧がかかり
押し戻される
↓
①に戻る (リップが斜め右に傾く)
といった仕組みのようです
リップを押す水圧と
裏からリップを引くカルマン渦
今後のルアー作りに活用するぜよ
5 慣性スライド
Dコンタクトの説明にある
『慣性スライド』
知ったかぶりをしてただけなので調べてみた💦
❶ヘビーシンキングミノーは重量があり
トウイッチを止めても慣性で前進する
❷ 前方重心だと慣性で進む重心に
ボディがなびくだけで変化に乏しい
❸後方重心(dコン)だと前方の軽いボディを
押しながら慣性で前進するため
ナックルボールのように
スライドする
という理屈でしょうか
↓ こんな感じ
これも今後のルアー作りに活用するぜよ
(忘れそうやね) ウッ
・・・終わり