前回ボディの塗装が完成しましたので顔作りから
進めていきます
↓ 前回ブログ
1 顔作り
鬼アマゴの迫力ある顔を作るには
鋭い顎
見下すような目つき
が必要です
それを表現するにはアルミ一枚切り抜きが
良さげな感じでしたから切り抜いてみました
貼り付けるとこんな感じ
続けて顔を黒くしたいので黒系塗料を遠めから
吹き付けました
これにUVレジンで作った2㎜の目玉を
埋め込んで完成
2 いよいよディッピング
さて毎回失敗しているディッピングですが
今回こそ成功させたい
先ずはセルローススプレーを吹き付けますが
回数は多く取り10回やってみました
↓ アクセル ノントルエンスプレー
一日乾燥させてからセルロースセメントに
ディッピングしますが
セルロースを1/3に希釈したもの
を使ってみます
大方の説明では
セルロースが垂れ落ちないよう
とにかくゆっくり引き上げる
とあり理屈もわかります
かなり希釈したセルロースにドブ漬けて
ゆっくり引き上げてみますと・・
げげっ
背中と腹が色流れしてるッ💦
10回も吹いたのに
どぼちて?
良いアイディアが浮かばない時は
暫し休憩
エバンゲリオン激アツ!
単発で終わり よりストレスが・・😭
3 セルロースの仕組み
セルロースが固まる仕組みは
⚫︎下地塗装を溶解して繋がり強固となる
⚫︎シンナーが気化しセルロース固着する
ものと理解しております
そのためセルロースに漬けたルアーを
一気に引き上げると
余剰のセルロースが塗装を溶解しながら
ジワジワ流れ落ちる
色流れ現象が起きるというもの
↓ ディッピング思考のブログ
そこで余剰のセルロースが残らぬよう
60秒位かけてジワジワ引き上げたのですが
剥げてしまった
4 新たな方法を思いつく
このやり方では
" ダメよ!ダメ ダメッ! "
ちょっと考えてみます
先ず『砂吹き』はルアーから離してスプレー
することで
気体から個体に変化したセルロース粒を
ボディに付着させ色流れを防ぐもの
ということは
素早くセルロースを乾燥させれば良い
ということじゃないですか?
また冬でセルロースも冷たいことから
希釈セルロースでも
乾燥時間を要し
ジワジワ垂れ落ちる
から色流れするのではないか
そんなことをブツブツ考えたところ
ルアーを熱くして
セルロースに漬けたらどうか
と思い付く
これなら素早く乾燥して色流れしないのでは
そんな閃きから
ドライヤーでミノーを熱して
希釈セルロースにドブ漬けしてみました
漬けたら素早く引き上げます
これにより
⚫︎ボディが熱いままサッと引き上がる
⚫︎希釈したセルロースなのでスッと
垂れ落ち被膜も薄い
⚫︎薄いセルロース膜はボディ熱で速乾
といった効果があり見事色流れしませんでした
(注意点)
引き上げてからもドライヤーを当てると
速く乾燥しすぎてセルロースが凸凹に固まる為
引き上げてからは
ドライヤーを当てない
方が滑らかボディが形成されます
5 鬼アマゴ完成
このように何度もディッピングを繰り返し
ましたが
一度も色流れすることなく
鬼アマゴミノーは完成しました
おおおー
手前味噌ですが迫力が出てきましたー♪
再塗装したものは全く色流れ無し
色流れしたものはそれ以上の流れ無し
背中の色流れ対策は課題の一つでしたが
何とか攻略出来ましたーーー♪
(他にも細々と課題はありますが)
あとは来年解禁からの実践で強度等の問題点を
探してみます
・・・終わり
PS
約一年ご愛読頂き誠に有難う御座いました
皆さま良いお年をお迎えくださいm(_ _)m