来季渓流釣りに向けて、あれこれ書物を読み漁る中、『自然にエサを流す方法』が目に止まり、ルアーの自然な流し方に関連させて考えてみました
1 渓流餌釣りの本
渓流釣りのイロハを見直し、何らかのヒントを
得るため、以前ブックオフにて購入した
『渓流釣り』1996年発行
中古100円
を読み返しております(初心者向け)
※ 引用 成美堂出版 (著者 諏訪本修三氏 )発行1996年
釣本は、どの年代でも資料内容(各ポイント
説明とか)にほぼ変わりなく作者ごと解説の
違いが面白く勉強になる
2 餌の不自然な流れ方
読み進めていると・・
自然に流すことが
エサの流し方の基本です
が目に止まりました
なに なに?
”自然に流せば釣れるのですが、流せていない点
として
①自然にゆっくり流れ出すミチイトを待てず
竿先で引っ張り早く流れ出すよう操作して
ませんか?
②仕掛けを流れなりに流させずミチイトを
流れに対して不自然に横切らせてませんか?
③ミチイトを流れなりに流さず竿先で
ブレーキをかけてませんか?
④底層を流しすぎてオモリが水底にコツコツ
当たるような流し方をしてませんか? ”
とあり、なるほどです
渓魚は好ポイント(同じ場所)に定位して連日
捕食を繰り返し
餌の流れ方を知りすぎてる
から普段と異なる流れ方をすると
『違和感&警戒』するのですね
渓魚からすれば
流される虫が突然止まる等あり得ず
トラウト界のUMA👽出没って感じ!
3 ルアーの不自然な動きとは
餌を自然に流す事がいかに大切で重要なのか
理解しましたが、ルアーの場合は何が不自然
となるのか?
怪しさの塊だしなあ・・
ミノーは小魚をイミテートしてるから
溺れる虫の流れ方ではなく
弱った小魚の流れ方
の研究が必要と気付く
↑ 気づくの遅い!
小魚は溺れ流下する昆虫類とは違って
水中を縦横無尽に泳ぐし、参考になるもの
ないかなぁ
ポク ポク チーン❗️
あっ『ムーチング』釣法 *1はどうだろう
調べてみると
『小魚の鼻や背中に針を掛けて泳がす』
位しか書かれてない
チーン🛎️
ならばYouTubeで稚鮎の動きを探して視聴して
みることにします
動画は、稚鮎が群れて泳ぐ様子が流れており
遡上するにも ステイするにも
『水平姿勢』
早瀬では
流れの遅い底地形にそって遡上
緩流帯では
上層付近を群れで遡上
流されると
尾ビレを振って頭から潜る
群れからはぐれて戻ったり
突如流されたり
と面白い動きです
この泳ぎ方に反する動きが不自然という事か
あー ミノー作りのヒントになりそう・・
4 弱った魚のように流すには
本には餌の針かけ法について
チョロ虫など動きが良いように刺す
とあり餌がリアルに動き続ける訳ですが
本物の虫でも流し方を誤ると捕食しない
のです
本物だから釣れるものでもなく
いかに流し方が大事ということか・・・
逆に考えれば
流し方が良ければ
多少アクションがダメでも釣れる
ということ
弱り果てた小魚は
ピクピクしながら腹を向けたり
時折潜る仕草をみせつつ流されていく
と思います(ここは研究中)
またそのような弱り果てた小魚が
急に川筋を横切ったり
流される途中に急に止まったり
急にストンと沈んだり
するのも不自然です
(餌の不自然な流し方に通じる)
なので餌を流すようにミノーを流れに乗せて
悶えピクピク自然に流されていく演出
が出来ればスレた渓魚でも捕食してくれるはず
そのためには、大物がステイする場所へ
いかに自然にルアーを送り込むのか
アクションに重きを置いてましたが
ルアーを自然に流す方法こそ重要と感じる
今回はミノーを餌として流す場合について
考察しましたが、今後も自然な流し方を
追求してみます
・・・終わり
*1:小魚に針を掛けて泳がし魚食魚を釣る