ピロキ vs 長良川トラウト

手作りルアーなどで釣り歩くオジサマ奮闘記

ハンドルメイドミノー(テールアイの強化)

以前の釣行にて、ピロキミノーを多投した結果

テールアイが根元に押し込まれて曲がっており

気になるので強化を考えます


         ↓ 前回のブログ

 

piroki-l.com

 

 

1  テールアイ折れ曲がる原因

 ①  キャストで岩石にぶつけすぎる

 ② ミノーが重い

 ③  アイの線が弱い

といった事が考えられます。

 

 ①について

  キャスト精度を高めれば良いですが

  ブロック・岩盤等の障害物をタイトに

  攻めるとどうしてもぶつかる

  

  アイが曲がること恐れて果敢にキャスト

  出来ないのは嫌ですね

 

 ② ミノーが重い

  ピロキミノーは

       全長5cm  重量5〜5・5g

       同等サイズの市販ミノーに比べて重い。

 

 

  軽量化したいところですが、それだと

  底層をも攻略できるミノーとして

  制作しているため本末転倒です。

 

③  アイの線が弱い

  アイの線は

     ステンレス線0・7㎜

 を使っております。

 

 詳細をしらべると

   SUS304 使用荷重8kgf

   深掘りすると

   SUS304→ステンレス硬質性

   使用荷重→物体にかかる重力

        8キロまで耐えられる

 という事です。

 

     ステンレス線を

     太いサイズにするかなあ〜

   と思い0・9㎜を試作しましたが個人的には

 見栄えがよろしくないです。

  

 それと

            ミノーのやや上側に線を配置しており

    太線だと重くなり

    フォールアクションが鈍くなるか?

 とも考え他の方法を模索します。

 

【ステンレス線の各重量】

  0・9㎜硬質ステンレス線 0.53g

        0.6㎜超硬質ステンレス線 0.22g

               ※ 長さ10.5cm(5cmミノー使用量)

 

          ↓ ステンレス線0.9mm

    ↓ ステンレス線0.6mm

 

 2  フォールの考え方

   話が逸れますが、フォールの個人見解を少々

 お話しします。

 

 大型魚は基本『底に定位』しているので

 少しでも底を攻めたいと考えております

 

 トゥィッチングは水面に浮き上がりやすい為

 約1秒間隔で チョン チョンとアクション

 を入れて、なるべく深い層を狙う訳です。

 

 トゥィッチは1秒に3回位

       チョ、チョ、チョッ

 と動かすので、フォールする暇がないですが

 チョンチョンアクションは1秒の間が連続

 するので

      1秒のフォールアクション

 を重要視するようになりました。

 

 ミノーを底重心にするほど、激しいシミー

 フォールになり、魚のリアクションバイトが

 望めるのではと考えます。

 

 音楽器のメトロノームで例えると

 オモリが上の程(高重心)

      カ〜チッ カ〜チッ 遅い

     下の程(低重心)

      カチ カチ カチ カチッ 速い

 といった理屈でしょうか。

  

   釣りを始めた頃は

      フリーフォール

      カーブフォール

 等を学びましたが、よく考えると

    アクションの中に

      フォールアクションが

          すごく絡んでいること

 に最近気づいた訳です。

 

 トゥイッチ等は釣人が自由に演じれますが

 沈むアクションは、ルアー性能の見せ所と

 なります。

                                          (個人所感です)

3  改善策の検討

 という訳で色々考えた結果

  ① 現状のステンレス線サイズで工夫する

  ② ステンレス線以外のものを探す

 事としました。

 

①について

 ブックオフで買い貯めた各釣本をアレコレ

 読み漁りますと

    アイの根元を捻ることで

    アイが押し込まれない

 記述がありましたので、早速フックアイを

 捻ったものを作りました。

  ↓ テールアイの強化バージョン(ピロキミノー)

今後実釣し強度結果をお伝えします。

 

②について

 

 ホームセンターで強度のありそうな

 ピアノ線を発見しましたが

  

    ・バネのようで中々折れ曲がらず

     加工困難

    ・水に弱いらしい

 

ということで却下

 

 続けてネット検索すると

     超硬質ステンレス線

 なるものを発見しました。

 

 早速、0・6㎜を購入し加工しますと

 ルアーの軸として使えそうです。

 

  【メリット】

   ・線がバネのようで反発力あるが

              ピアノ線よりは加工しやすい

   ・0・7㎜硬質ステンレス線より強度あり

    しかも細く軽量

 

  【デメリット】

   ・線が硬い為、加工に時間を要する

   ・アイチューンが難しそう

 

 といった感じです。

 

 超硬質ステンレス線のミノーは制作中のため

 後日結果報告とします。

  ↓ ルアー制作中 暇そうな愛犬

       

                           ・・・終わりです