ピロキ vs 長良川トラウト

手作りルアーなどで釣り歩くオジサマ奮闘記

ロッドでのバラシ防止

渓流釣りをしていて後悔するのがバラシですが

ロッド性能でこれをカバーできないのか

考えてみた

    

 

1  ロッド角度を考えた経緯  

 ヒットした魚がファイト中にバレるのは残念

 ですが、これが大物やサツキマスですと本当

 に心が折れます

 (年に数回あるかないかですからね)

 

 そこで対策として

   ① フック形状を考える

   ② 巻き合わせをしっかりする

   ③ ファイト中のラインテンションが

    抜けないよう竿を立てる

 などなど考えましたが、③については竿の

 角度とか真剣に向き合ったことがないので

 調べてみました。

 

2  ロッドの役割

 魚を曲がらない棒で釣ったとします。

 魚と棒の間には、緩衝がないので

   互いに引き合う力

 がダイレクトにぶつかり合います

 

 例えば、互いに

     うぉりやーッ!

 と引き合って力がぶつかり合うと

     ラインがビイーンッと張り

 その反動で互い(若しくは一方)が緩み

 フックが外れる隙が生まれます

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 これを防ぐため

 魚の引く力に、しなるロッドを追従させて

 引き合う力の衝突を避けて

   ラインの緩みが起きないように

 している訳です。

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3  ロッドを立てることについて

 では私の場合どうでしょうか?

 魚がヒットしたら、とにかくライン

 テンションが緩まぬように

   竿立てて 竿立てて・・

 と意識してますが、

   竿を立てすぎていやしないか

と、ふと思いました。

 

しなったロッドを更に立てれば竿が曲がり切ってしまい(緩衝機能を失い)

結局は先のとおり

  棒で魚を釣るような状態

になる訳です(竿を立てないのも然り)

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 これでは魚に引張られて、ロッドの先が

 ブレまくるし、ラインテンションの

 弛みが連発するから バレやすくなる

 

  どの位 竿立てると良いのじゃろう?

 

 ブックオフで昔買い漁った書物を引きずり

 出すと 

    ありました 

      ありましたよ

 

村田基氏の『最強エリアフィッシング』

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これによると

  ロッドのバット部分とラインの角度は

  常に90°をキープ

と説明されていました。

 

 『90° 』なるほど〜と、 にわかに分かった

 つもりですが、理屈を自分なりに整理

 してみました。

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  ↓ テーパーが異なっても90度は同じ

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 90度 ~ 0度 

   角度が狭くなるほど

   竿しなりの限界が早くなる

 

 90度 〜 180度 

   角度が広くなるほど

   竿がしならず緩衝力を発揮出来ない

   (ラインとドラグ頼みとなる)

 

 という理屈となり

   90度は竿曲がりの緩衝力を

   最大限に発揮できる角度  

           だと分かりました。

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4  検討した結果90度

 以上、ロッド角度を調べてみたのですが

 先日サツキマスをバラしたときのこと

    手元まで引き寄せた際

    ロッド角度は45度位(竿が棒状態)

 だったので、ラインテンションの緩みが

 多発していたのでしょう。

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 従って次回からは、取り込むまで『90度』を

 意識してみようと思います。

 

           ・・・終わり