ピロキ vs 長良川トラウト

手作りルアーなどで釣り歩くオジサマ奮闘記

薄いシンキングミノーを作ってみる(その①)

最近の釣行にてパームス『アレキサンドラ』を代用してますが、とにかくスイミング中のキレが良いので謎に迫りつつ、キレのあるピロキミノーを作成してみます

1 キレの謎に迫る

 アレキサンドラのキレの良さは何処から

 来るのか?

   ズバリ ボディ幅の薄さ

 だと思います。

 

 他のメジャーなミノーと比較して

   Dコンタクト 約7.4㎜

   もののふ   約7.4㎜

 に対し

   アレキサンドラ 約6㎜

 といった薄さ

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 薄いと何故キレがあるかというと

  ⚫︎円形より楕円形のボディの方が

   倒れやすい

  ⚫︎より楕円形になる程(楕円形が伸びる)

   倒れるのが速い

 といった理屈でしょう。

 

 その理屈からすれば、トゥイッチで瞬間的に

 止まると、速く倒れるのは

    楕円形(細身のもの)

 で、トゥイッチを繰り返すことで

    水中でキレ良く

    パタパタしながら泳ぐ

 のだと勝手に解釈させて頂きました。

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2 作成開始

 早速『ピロキミノースマート』の設計をします

 普段ピロキミノーは

    3ミリのバルサ板を貼り合わせて

    幅6ミリのもの

 を作っていますが、今回は

    2ミリのバルサ板を貼り合わせて

    幅4ミリのもの

 にしてみます。

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3  オモリを埋め込む穴彫り

 幅が4ミリと狭い為

   直径5mmのオモリを3mm位の厚み

 にしてみます

 (オモリをペンチで押し潰す)

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 次にボディへの穴あけですが

 小型ルーターで慎重に堀り進めます。

 

 穴にオモリが入るよう、何度か調整して

 ゴリラボンドを垂らし接着完成です

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 まだリップはつけてませんが、沈下する

 アクションを確認しますと

   真っ直ぐ

   水平フォール

 します。

 

 シミーフォールしますが、幅がないため小刻

 みにプルプル震えながら沈下していきます

 (画像失念)

 

4 リップ取り付け

 ボディが細くなり、かつオモリが伸びた事で

 リップが差し込めるか心配ですが仮合わせす

 ると何とかなりそう

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 気がはやり一つだけリップを取り付けて

 みますと・・

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写真のように取り付け出来ましたが、やはり

強度は心配です

 

ネットで調べていると

   接着剤は強力だけど衝撃で割れるので

   エポキシ接着剤が良い

記述がありましたので、今回はエポキシを導入してみようと思います。

 

          ・・・ その②へ続く