ピロキ vs 長良川トラウト

手作りルアーなどで釣り歩くオジサマ奮闘記

ルアー目玉の左右ズレ悩む・・

ハンドメイドミノーの目玉を付けると

毎回ズレてしまうので何か良い方法はないかと

試行錯誤する中、ルーターで削ってみることにしました

 

1  問題点

(1)左右アイの位置がズレる

   片方ずつ目視確認ながら位置合わせを

   しますが、アイを付けると何故かズレる

 

   幾ら丁寧に作っても

   位置がずれているとガックリ😞

   

   小さい物なので、僅かなズレも

   目立ってしまう😓

 

 

        ↓ 見づらいですが左右のアイがずれてる

 

(2)アイの埋込む深さがバラつく

  ポンチを押し込み過ぎて

     アイの周辺が陥没したり

     左右の穴深さが異なる

     アイの収まりが悪い等

 

   ↓ 目の周りが陥没いる・・・

 

2  過去の方法

 ① バルサ板を型取りした時点で

  アイの穴開けをする

   《良点》

    板が無垢な状態なので削りやすい

   

   《欠点》

   ・セルロース漬を繰り返して

    穴が塞がれる

           ・凹みが分かりにくくアイがズレやすい

 

 ② セルロース漬け後にポンチで穴を開ける

    《良点》

     穴はしっかり残る

    《欠点》

    ・ボディが硬い為、力んでポンチを

     押し込みすぎ凹む

              ・左右の深さが安定しない

    ・アイの位置がズレる

  

 ※ ペンで大まかに丸印つけたり

  毛抜きを両目に挟んで跡つけ均等にしたり

  しますが、どうもズレる

3  新たな方法

 なんとか左右均等に取り付けたくて

 次のようにしました

 

 ①  顔側面の型紙を作り3mmの目を開ける

 

 ②  型紙をルアーに合わせて水性ペンで

  目をマーキング

  (正面と上からみて

     ズレていたら消して書き直す)

 

 ③  マーキングにポンチを合わせ

   表面に跡が付く程度に押し当てる

  ↓ ルーターで削りすぎぬよう溝を入れてみる

 

 ④  ルーターに直径2.3mmの砥石を取り付け

  ポンチ跡をじっくり削る

 

                

 完成といった具合です

 

 手間は掛かりますが

    良い感じの目玉👀

          が作れそうです

 

   

  ↓ 穴の深さも左右の位置も均等で良い感じ☺️

 

4  ボディ形状

  あとボディ形状ですが

    頭から鼻先にかけて

        細くしすぎる

 と肉厚が薄くなり、上からみて 

     目が寄り過ぎ

       バランスが悪いため

 顔を細くしすぎないことも注意してみます

 

 しかし週末の釣りに

  ミノー完成せず残念😢

 

           ・・・終わり

 

 

 

 

 

  

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

   

 

   

 

 

 

 

シンキングミノー修正版の完成!!

 ピロキミノーに大きいリップを付ければ

水噛みがよくなり一枚下の層を安定して泳ぐ

ミノーになるのでは?と思い修正版を作り

ました

 

 ↓ ミノー修正しようと思いつくに至ったブログ

piroki-l.com

 

 

1   リップサイズ

 リップサイズは、水噛を良くするため

    全長 6mm → 11mm

    全幅 6mm → 9mm

 に変更し、一回り大きくしました

 

 リップ角度は現状維持で

           35°〜40°

 

2   ラインアイの位置

 ラインアイは

    鼻先が上を向くタイプ

    鼻先が下を向くタイプ

 の二種類を作りました

 

 その結果

  鼻先が上のものは

       深く潜り泳ぐ

     

  鼻先が下のものは

       潜りが浅い

       

 ことが分かりました

 

  また、鼻先が下のものは

      ウォブリングが強くなる

 

 ことも分かりました

 

 なぜ? なぜなの? と考えて次の結論

 図解 ↓

 

  まずラインアイが支点となり

  

   アイから下にかかる水圧が潜る力

   アイから上にかかる水圧が浮力

 

 になると考えました

 

 次にラインアイが上を向いてるものは

   ラインアイから

   リップ先端までが長く

   水圧を掴むリップ面積が広い

 ため、水を掴み深く潜る

 

 ラインアイが下を向くと

   ラインアイから

   リップ先端までが短くなり

   水圧を掴むリップ面積が少なくなる

 ため、水掴力が減り潜らない

 

 かつ

   リップ上下より

     リップ左右への水圧が勝り

       ウォブリングが激しくなる

 ことが分かりました

 

  ↓ 下図参照

 

 試しに

  下に向けたアイをやや上にしますと

  潜るようになりました

 

 ラインアイが下向きの方がカッコ良いですが

 アクション優先で上向きを採用です

 

3   塗装

   背中と腹側のバルサ板をシルバーで隠し

  続いて腹をホワイトにします

 

  薄め液を入れすぎてシャバシャバにならな

  いようスプレーしますと、綺麗に塗装がの

  りました

  

  黒の下地も、サーフェイサーを吹かなくて

  も隠せたので、次回からは手間が省けます

 

  塗装テクを一つ掴んだ感じでウレピー

         (ちょっとした幸せ😀)

 

4 スイミングフック作成

  前回のミノーで、フロントフックと

  テイルフックがエビ(絡む)になることが

  度々あったので修正することに

 

  チヌ針でスイミングフックを作っていまし

  たが、チヌ針の軸は噛み切り防止で

  長く作られているので

   

    チヌ針くらい強度があり

        軸が短い針を探し

  鯉針を発見しました  

 

  軸が短くて、フックが絡みにくいと思い、

  これで作ることに

     

(左鯉針 軸短い) (右 チヌ針 軸長い)

 

 スイミングフックに使うアシストラインも

 ワンランク細いラインに変更

  左側の5号ラインを使うことにしました

  小さい針に取り付けやすいです

  

5 完成

  当初の予定通り

 

       目玉を薄く作る

       テールを細くする

       リップを大きくする

       エビになりにくいフック

 

   といったミノーを作りました

 

 ↑ 左側 リップ取り付け角度40°  

             右側35°

 ↑ 上 ミノー  下 修正版ミノー  

   テールがスッキリ

 

  浴槽で、早く引っ張るスイムテストをしますと

      浮き上がることなく

      しっかり水を掴んで泳ぎ

  ました

   

  泳ぎは かなりの合格点です 

 

  後日、実釣による検証をしてみたいと思い

  ます

         

                                 ・・・終わり

 

シンキングミノー作り⑧(スイムテスト)

 雨降る寒さの中(3/24)、ピロキミノーの

 スイムテストをどうしてもやりたくて

 渓流に向かいました。

(家族から異常者呼ばわりされ・・ううっ😢)

                         ↓ 前回のブログ

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1  フォール姿勢

 まずは大きい淵にて、普通にキャストし

    沈下姿勢

 を確認します

 

 浴槽テストでは キャスト後のフリーフォール

 と想定して沈めると、水平に沈みますが

 トゥィッチして止めると

    水平フォールしたり

    頭からストンと落ちたり

    頭から回転して落ちたり

 して、姿勢はバラバラでした。

 

 しかし渓流では、流れの助けもあり

 頭からストンと沈むことなく

    アクション後も

    水平姿勢を保ち沈み

 まずまずでした。

(止水と違い、流れ抵抗でバランスが安定する

 ことを学ぶ)

 

 フォール速度もテストしようと思ってました

 が失念!

 

2   逆流スイムテスト

 流心に向けてダウンキャストし

 流心を巻き上げてくるテストをしました

 

 方法は1秒1回転でハンドルを回すもので

 ピロキミノーを巻き上げてきますと

   水面を割らず 

   水を掴み

   水面直下をしっかり泳ぎました! 

             パチパチパチ👏

 

 以前試したミノーとは比べものにならぬ程

 性能が向上しています (かなり嬉しくて

 興奮🤩) 

 

 リップ角度30°と35° を作りましたが

    35°が

    しっかり水を掴み

    泳いでくる印象

 でした。

  ↓ リップ角度35° の ピロキミノー

 個人的には、

   30°の方が抵抗がなく

   レンジキープすると 

 と思ってましたが違いました。

 

 確かに抵抗無い方が良いならリップレスの

 シンキングミノーを作れば良い訳ですが

 リップレスが、水を掴み潜る泳ぎをする訳で

 もないので、リップサイズ、リップ角度等の

 バランスは重要だと思いました。

 

 また、もののふ等と比べると、レンジキープ

 力というか安定感が劣っており(当たり前で

 すが・・)何かモヤモヤ

 

3   リップサイズ考察

 そこで、流心テストから他のミノーとの違い

 を改めて考察しました。

 

  ピロキミノー

    全長    45㎜

    ボディ幅  7.9㎜

    リップ長さ  3㎜

              リップ幅   6㎜

    重量    4.83g

    

 

  アレキサンドラ

             全長    50㎜

    ボディ幅       4㎜

    リップ長さ 6㎜

    リップ幅  8㎜

    重量   4.16g

 

  もののふ

    全長    50㎜

    ボディ幅 7・4㎜

    リップ長さ 7㎜

    リップ幅        9㎜

    重量   4.37g

 

  ※ リップ長さは アイ先端 〜 リップ先端

 

 

 



  上記の結果から

     ピロキミノーは一番重いのに

     水面直下バランスは 一番悪い

 ことが分かりました。

 

  その原因として

     リップ面積が他に比べて

     小さすぎる

 のだと思いました。

 

 

 試しに他のミノーに比べリップ面積が小さい

 デュオミノーを激流巻き上げテストしますと

 水面から度々飛び出すシーンがありました。

 

  この結果から、激流の中でも安定して

  泳ぐには

     水を掴むため

     ある程度の大きさのリップが必要

  と考えました。

       ※ あくまで自己見解です

 

4   その他気に入らない点

 ① 目玉が飛び出しすぎていた

  (見た目が納得できない!)

     ↓

   次回レジンを薄く盛り付ける

 

   ② フロントフックが度々ラインを引っかけ

   て泳ぎが崩れる

  (ヒット率下がる!)

     ↓

       ウィードガードみたいなのを考える

 

  ③  テールが他ルアーに比べて太い

  テール太さの違いがどのような影響を与え

  るのかは謎?ですが、市販ミノーはどれも

  先細です。

  

    アクションが機敏になるのか?  

    はたまたアマゴが咥えやすいのか? 

                 謎ですが・・

       ↓

        次回、テールを細くしてみます。

 

   

5   今後

 今後は

 

  ○ 現状のピロキミノーでの実釣継続

    (とにかく1匹釣る)

 

  ○ リップサイズを一回り大きく修正する

    等したピロキミノーの制作

 

 を進めていきます。

 

 

 〈オマケ〉

 渓流を釣り上がったところ、何も釣れず

 魚影さへみることはありませんでしたが

 鹿の角を発見!

   

 

 古代お守りとして使われていたそうで

 何か良い事があるはず・・

    と幸運を願い 拾って帰宅しました  ^_^

 

              ・・・おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

    

 

シンキングミノー作り⑦(完成❗️)

 ピロキミノーシンキン作成もいよいよ大詰め

一番苦手な塗装作業から始めていきます

 

 

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1  クリアグリーン塗装

 私はミスターカラーのアクリジヨンを使って

 塗装してます

 

 水性で体に優しく、耐水性で硬化も早いし

 セルロースにドブ漬けしても、色流れしにく

 いのでこれを使ってます

 (工具の掃除も楽)

 

 クリアグリーン1に対して、薄め液0・3を

 入れて希釈し、エアブラシでシュッシュと

 吹きつけます

                       ↓ 塗装前

 

 背中から側線にかけて、クリアグリーンに

 するイメージ

 

   ↓ 塗装後

 ドジャース戦が気になり集中できんッス!

 

2   蛍光グリーン(背中)

 乾燥後、蛍光グリーンを塗装

 

 下地処理してないので、下地のアルミ箔が

 透けてますが今週末には使いたいので

 まあ良しです

 

 蛍光グリーンは視認性が良くて好きです

 

 昔は目立ちすぎるから釣れんだろうと思って

 いたカラーでしたが、今では主力カラー

 

3   腹に白とオレンジ

 ミノー2個(リップ角度30°と35°)を作って

 ますので、お腹の色を

     白色

     オレンジ色

 の2種類を作ってみました

 

 

 急いで作ったので、お腹が凸凹しております

(次はメンドイけど綺麗に作ろう!

         ・・・と心で呟く)

 

4   クリアブルー

 アマゴ模様を入れます

 

 ササッと吹いたら案外ボヤッとした

 自然な模様で良い感じ

 

5   クリアレッド

 体側にクリアレッドを細く吹きつけ

 

 エアブラシの塗料絞りを最大に絞って

 ミノーにくっつくほど近づけて吹いたら

 意外に綺麗に塗料がのりました



6  リップ取り付け

 リップが取れにくいよう、根元を

            3㎜→5㎜

 に伸ばし差し込みました

 

 あとリップ幅が狭くて、リップ部だけ

 ボディが凹んでたので、レジンで溝を埋め凹

 をなくす

 

 (顔のアルミを貼ると凹みカッコ悪いため)

 

7  顔作り

 アルミ箔を切り取りどんな顔が良いか

 色々試しました

 

 鼻先が長くなった分、顔が伸びたので

 取り敢えず写真の顔でまとめました

 

 また考えるとします

 

8  目玉貼り

 目玉を貼り付けたら、上からみると 

 デメ金みたいになってしまい笑

 

 アイ取付け箇所を、ポンチで穴開けしたけど

 溝が浅かったためです

 

 次回は 

   ・穴開けで深めに溝を彫るか

   ・アイのレジンを減らして薄い目玉

 

 にしてみましょう

9 フック取り付け

  フックを前後に取り付けて完成

 

  フロントフックを、軸の短い鯉針で

  作ったので、リアフックとの絡みが

  少なるなると思います。

 

   ↓ ピンぼけ すみません

 

  これで試作ミノーの完成

  

  今まで作成した流れとしては、

 

   ① 前ピロキミノーの形状にオモリを

     貼り付けたりバランスをとる

 

   ② 水かみの良い形状を改めて思考作成

   

   ③ ②形状の重量バランスを色々ためす

    

   ④ バランスを決めて実釣したところ

     リップ位置に不満

 

   ⑤ リップ位置を変更し試作品完成

  

  となりました。

 

次回は試作品を現場で試した結果を書きます!

                                  ・・・終わり

            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

シンキングミノー作り⑤(スイミングフック作ってみる)

シンキングミノー作成中で、おおよその形は出来てきたので、取り付けるスイミングフックを作ってみました 

 

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1  スイミングフック使う理由

 私はミノーのトレブルフックを全てシングル

 フックに交換しています。

 

 ルアーフィッシングを始めた頃は、針数が多

 い方がかかると思ってましたが、

 

   キャッチ&リリース(たまに食す)

 しますし、

 

  ○ 管釣りはシングルフックでも

   しっかり釣れる

  ○ 雑木や底石に引っかかっても

            外すのが楽

  ○ 口にしっかり貫通する

  ○ 魚へのダメージが少ない

  ○ 魚外す手返し良い

 

 等から、全てシングルフックにしてます。

 

 また、以前サツキマスがかかったとき、

 ラインを体に巻き付けるローリングで逃した

 痛い経験がありました。

  

 ローリング等により、ミノーが捩れ、

 フックの可動域が限界に達して

 外れることがあるので

    可動域を広くするため

    スイミングフックを使用

 するようになりました。

 

 なお、スイミングフックは高価なので

 常々自作しようと考えており、今回具現化に

 至ったものです。

 

 ちなみにフックの捻れ可動域は、

    通常のスプリットリング 

            半回転

    スイミングフック 

            2回転半

  という結果でした。

 ↓スプリットリング 半回転

 

 ↓スイミングフック 2回転半

2  チヌバリを使用

 フックには、頑丈なチヌを使いました

 

 1号は一番小さいサイズで

         ベリーフック用

 2号は一回り大きく

         テールフック用

 

 サイズを変える理由は、トゥイッチング等で

 前後のフックが干渉し、エビ(フックが絡

 む)のを避けるため

 

3  ライン

 これは釣具店で、スイミングフックを作りた

 いと話したら、アシストフックコーナーに

 案内されて購入しました。

 

 よく分かってませんが、専門家のお薦めだし

 まあ良いでしょう

4 作成開始 

 バイスにフックを固定し、フライ用の糸を

 巻き付けていきます。

 

 ネットで見かけたやり方、そっくりそのまま

 やっています。

 

 バイスはAmazonで購入した、一番安いもの

 です。

 ↓ 針のミミから下に向かい巻き付ける

 糸をフックの針先より、やや奥まで巻いたら

 ラインをフック内側に乗せて、糸を巻き付け

 固定します

  ↓

 フックのミミ(針軸側の膨れてる所)で

 ラインを持ち上げ、ミミに3回糸を巻き付け

 枕を作る

   ↓

 次にラインを折り曲げて輪を作り

 糸を巻き付ける

 

↓ はみ出てるラインをカット

 

 糸を指で絡め捻って輪を作り

 フックに通して固定

 (3〜4回やる/下から上へ)

 ↓

 瞬間接着剤を塗り、糸を固める

 輪は上向きで塗る

(接着剤が浸透して、輪が引っ付く恐れあり)

 完成!

 中々良い出来栄えじゃ!

        ・・と喜ぶ作者

5  ピロキミノーに装着

 試作中のピロキミノーシンキングに取り付け

 浴槽でスイムテスト

 

 中々良い泳ぎでした

 (理想に近づいてきた)

 

 なお、フック付けると、飛ばすタコの足のよ

 うなバランスを取る役割があるようで

 ミノーの泳ぎが安定するといいますか

 滑らかに感じました。

6 問題点

   スイミングフックが絡まみやすい!

 アレキサンドラと比べても

 絡みやすい位置関係

そこで釣具店に行き、針軸が短く頑丈な針を

探したところ 

   鯉針

を発見

 

 強度もありそうだし、針軸が短いから

 短めのスイミングフックが作れそう

 

 で、作ったのがこちら

 テールフックと比べ、一回り小さい

 これならばエビにはなりなくそうです

 

 テールフックがメインで、ベリーフック無し

 でも良いですが、補助的に付けておきます

    

        ・・終わりです







 

シンキングミノー作り④(バランス難しい)

 前回郡上の長良川支流へ初釣行し、制作中の

 シンキングピロキミノーを試したところ

 まずまずの泳ぎでしたが、課題も見つかりま

 したので試行作業を続けます

 

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1 試作ミノーを作る

 スイムテストで激流の中、水面を割らず

 まずまずの泳ぎでしたので、この形状のまま

      リップ角度

      オモリの配置

 等を調整してみます

 ↓ テスト用ミノーを4個作る

 テスト用ミノー4個を、すべて同じ形状

(4Bオモリ2個/ほぼ水平フォール)で

 作成し

      リップ角度

      リップ取付け位置

 を変えてみることで、アクションの違いを

 試し、納得ポイントを探しました。  

      

           

  

 4個の試作ミノーは次のとおりです。

 

   ① リップ取付位置 

        鼻先から下へ7ミリ

     リップ角度 30°

 

    ② リップ取付位置 

        鼻先から下へ7ミリ

      リップ角度 35°

 

    ③ リップ取付位置 

        鼻先から下へ7ミリ

      リップ角度 20°

 

    ④ 予備

      ①~③のテスト結果により

      新たな実験用でストック  

 

  ↓ テスト結果をメモ        

 

2 試作ミノーテスト結果

  各ミノーを浴槽でスイムテストした結果は

 

   ① 早く引いても、水面下をキープ

     普通のウォブリング

 

   ② 早く引いても、水面下をキープ

     ①よりウォブリングやや強く感じる

   

   ③ 早く引くと水面を飛び出す

 

  という結果でした。

 

  ある程度リップ角度がないと水を掴めない

  ことが分かり、③リップ角度20°は

  没です     

   

  次に、前回郡上にてテストしたミノーを

    デッピング4回行い、

    約4グラムの重量

  にしたものを浴槽スイムテストしたところ

  何か違和感が・・・

 

  なんだろうとヘッドを見つめてると

     鼻先からリップまでの間 7ミリ

     広くとりすぎではないか?

    

     アゴ下の角度は30°で作ってるけど

     結局そこに水圧が当たれば浮力にな

     るから

 

     鼻先からリップの間は狭い方が

     良いのでは?

  

  と考え、リップ取付け位置は

    ヘッドアイワイヤーの直下ギリギリ

    リップ固定ができる 

    鼻先から5ミリ下

  にしました。

 

    ↓ 鼻先から5ミリ下にリップ取付け変更

  リップ位置を変更してみると、水面下の

  キープ力が増した感がありましたので

  サンプルを新たに作ることに・・

 

3 くら寿司で運勢占い  

  朝起きてからルアーを作り続けてチョイと

  疲れましたので、妻と「くら寿司」に出掛

  けました

  

  ビックラポンで、今日の運勢を測ります

        5皿目  デデーン 

        ヒ ュ ー ッ  

      ガクッ

  当たっても対した物は出ないので、運勢悪

  くても知れてるでしょう

       まあ良しとします

 

4 クラフト展へ行く

  そのまま妻の要望があり、可児市の「トイ

 ファクトリーの丘」で開催されている

 「クラフトフェア」なるものに行きました

 

 見てまわると、陶器を出店している方が多く

 妖怪陶器作家など目新しい作品など多々あり

 ました

  

 彫刻作家もおり、硬い栗の木を削った彫刻が

 展示してあり、 

    どうやって一刀彫しているのかしら?

    自分ならばどう削る?

 妄想モード突入!

  

 フィッシュカービングなる世界もあり、いつ

 かは作ってみたいですが、今はピロキミノー

 が優先なので、渓流釣りに行く体力もなくな

 ってきたら始めてみましょう

 

5 ミノー作り再開

  さて帰宅後、試作ミノーの作成開始です。

 

  〇 リップ角度 30~35°

  〇 リップ取付位置は 

       鼻先から下へ5ミリ

  〇 オモリ配置は

     ベリーアイ前後に4Bオモリ配置

       (1.2g×2=2.4g)

     中央ワイヤーに割ビシ小1個

        (0.35g)

 ※ デッピングで重くするのも面倒で

   最初から重くする作戦

 

  ↓ 鼻先から下へ5ミリ地点にリップ取り付け

     ↓ オモリの配置図

     ↓ ミノーの切り抜き

 ↓ ミノー削る紙ヤスリ(鉛を削るのも楽で良しです)

   ↓ 切り出したミノーをヤスリで削り整える

  ↓ ワイヤー・オモリーを装着した状態

  ↓  デッピング前の重量約3.5g

   ↓ デッピング前の重量 約3.6g    

 安物のデジタル計なので、測ると誤差がッ!

 しかし高価なものを買うのも勿体ない・・

       でも正確に測り作りたい・・

 先月ミニチュアダックスフントの手術に40

 万かかってるし

     まあ我満やね

 

 段々、ピロキミノーシンキングのバランスが

 整い始めました

 

 本年中に完成するのでしょうか!

             ・・・・続く

                

  

   

シンキングミノー作り③(水平フォール)

 今週、新たにシンキングミノー作りを始めましたが、フォール姿勢が前傾30°で、理想の水平フォールではなかったので、前傾30°ミノーと合わせて、水平フォールミノーも作成していきます。

 

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1  水平フォールのバランス検討

 前傾30°ミノーは、ベリーアイを中心に

    前後に4Bオモリ

     (1個1・2 × 2個=2・4g)

 を配置してました

 

 ✳︎ ベリーアイ位置 

  ヘッドアイ先端より後方2・4センチ

 

 そこで今回は、オモリを後方重心に移動

 させます

   ↓パターン1

2  パターン1

   フロント 3Bオモリ  0・95g

  中 心 割ビシ小   0・35g

  リ ア 4Bオモリ     1・2g

 

 これでフォールさせてみると

    前傾20°

 でした

 

3  パターン2

  もっと後方重心にしないとダメなので

    フロント  3Bオモリ 1・2g

          リア   5Bオモリ 1・8g

   にしてみました

 

 なお5Bは、直径4㎜までペンチで潰します

 

 ミノー幅6㎜なので、それ以下に潰して

 ボディへの収まりを良くするのです

 

 これでフォールテストしますと

    ピッタリ水平フォール

 しました

 

4  各ミノー重量

 

 最初に作ったミノー(前傾30°)・・3・6g

 

 パターン1(前傾20°)・・・3・1g

 

 パターン2(水平)・・・3・5g

 

 

5  リップ仮付け

 ◯  最初のミノー リップ角度30°

      (25°のつもりがズレてた・・テヘッ)

 

 ◯  パターン1  リップ角度30°

       (こちらもズレが・・)

 

    ◯ パターン2 リップ角度35°

         こちらはピッタリ ・・ 

    ヤッタ~っ、めちゃ嬉し!感じです

 

 続いて浴槽にて、各ミノーのスイムテストを

 しますと

     かなり速く引いても

          水面を割らない!

 これは早く現地テストがしたいと気が流行る

      ソワソワ

 

 しかし現地テスト用に、フックを取り付けた

 ところ、

  なっなんと!

      驚愕の事実が判明

 

6  リップ取付けで水平フォールに!

 ミノー完成後、浴槽にスイムテストをすると

 最初に作った前傾30°ミノーが

    なんか水平フォール

 している?

  

 んんっ?思い、沈下角度実験しますと

 

 

 

 あれっ?

   水平にフォールしとる

 

 ちなみに、リップを外して試すと

   前傾 30°

 

 フォール時のリップ抵抗を考えたことがなか

 ったので

    新たな発見!

 

 続いて、パターン1のフォールを試すと

 水平フォール

 という結果ですが、

   最初のミノーと パターン1ミノーは

   水平フォールはするものの

   オモリバランスは違う

 ので正確に突き詰めれば、角度は違うので

 しょう

 

 パターン2の 5Bオモリは

  一瞬水平を維持しそうで

  テイルからスーッとフォールします

 (Dコンみたいな感じ)

 

  パターン2 は 没

 

 リップの抵抗まで考えたこと無かったので

 真下へのフォール抵抗も、今後は検討材料に

 していきます

 

7 リップサイズ

 リップサイズは

     ミノー幅と同じ6㎜

     一回り大きい8㎜

 を作りました

 

 試すとどちらもローリング主体のアクション

 

 速く引いたとき、単純に大きい方が

 ウォブリングをやや強く感じます

 

 しかし浮き上がってくる訳でもない良い感じ

 

 トゥィッチすると、どう違うか

 試そうすると、妻が残り水を捨てており

 ガクッ・・

  

   次回試します

 

 

 本日は寒の戻りでメチャ寒いですが、

 ミノーの現地テストに向かいます

 

 犬のKチャンはコタツに入り出てこないので

 リハビリは夜にして、渓流に向かいます!

              ・・・続く

  ↑ 顔をどう作るか考え中・・・

 

 

シンキングミノー作成②

 シンキングミノーの木型ができたので

 希釈したセルロースにディッピングして

 スイムテストの準備を進めます

 

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1  希釈したセルロースに漬ける

  希釈したセルロースに2回ディッピングして

スイムテストできるよう防水コーティング

2   沈下角度の確認

 水を張った容器の水面に、ミノーを水平に

 置き、手を離し沈下する様子を動画で撮影し

 静止画像で角度を割り出します 


頭から沈んでいき 

    角度30°

 でした

 

水平フォールにしたいので

またバランスは考えよう

 

3  リップの位置決め

 ヘッドアイの中心から

            3㎜下

            4㎜下

 の2パターンを試しました

  ↑ 写真は25° アイから下へ4ミリにて取り付け

    3㎜下はウォブリング強く

    4㎜下はロールアクション強く  

なると思い、浮き上がり具合に合わせて

調整しました

 

リップ角度は 25°  30° 40°を試してみると

    前傾姿勢30°+ 

      リップ角度25° 

           = 55°

 で、リップ角度25°が一番水面下をしっかり

 泳いでくれる感じ

 

 リップを30°〜40°と立てる程

   ウォブリングが 強くなり

   浮上してくる

 感じです

 

 スイミングテストは、割り箸にラインつけて

 手で引くだけです

 

 今後は現地テストも行います

 

 ちなみに、リップレスで試すと表層を漂う感

 じなので

   リップは必要

 と分かりました

 

4  他のルアーのバランスは?

 もののふはリップ角度40°

 完全な水平フォール

アレキサンドラはリップ角度30°

完全な水平フォール

 

どちらも水平フォールで、

   リップ角度10°の違い

ですが、この差がメチャクチャ大きい

 

もののふは、早く引くと

    ウォブリングが激しく

    かつ水面を割らない

 

アレキサンドラは、早く引くと

    もののふ程、ウォブリングはせず

    かつ水面を割らない

    (むしろ潜水していく感じ)

という結果で

 

  もののふは

     リップ抵抗強く

     ウォブリング強い

     

  アレキサンドラは 

     リップ抵抗弱く

     ローリング系?

     (水圧逃れ潜る)

 

印象でした

 

ただ、リップはどちらもボディ幅に対して 

    幅広く作られており

 

リトリーブ時は、

    水面から浮かないよう

    ササーッと移動

 

ポイントでトゥィッチ時に

   水噛み良くし

   トゥィッチによる

   スライド変化を大きくする

目的なのかなあ・・

(まだまだ勉強中で、自己所感ですので新たな

 発見あればブログに書きます)

 

しかし浴槽テストでは

  アレキサンドラの方が潜水する印象 

なんですけど、渓流で試すと

  もののふの方が一枚深く狙える印象

があり、この差は何なの?

 

ルアー重量表示は

    アレキサンドラ 4.5g

    もののふ    4.6g  

     

    リップは 

    もののふが一回り大きい

 

といったところですが、また考えます 

 

            続く・・・

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピロキミノーシンキング作成①

ピロキミノーを激流で泳がせたところ、水面を何度も割り出して、水面一枚下を泳げなかったため、シンキングミノーの改良に取りかかります

 

  ↓ 改良しようと思い立った経緯

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1  ピロキミノー試作品失敗

 ピロキミノーはやや前傾姿勢(10度位)なの

 で、リップ角度は30 度で作成してました

 ・・が

 

 ディッピングを繰り返したところ

      ほぼ水平姿勢

 になりました

 

 前傾姿勢ではなく

   リップ角度30度

 なので、潜りが弱くなったかと思い

   リップ角度を40度に変更

 し激流に逆らう試験をしました

 

  すると前回ミノーより潜るものの、

    アレキサンドラ等の製品

 と比べて

    

    何か物足りない

 

    今ひとつ

    いや、二つ、三つ

 物足りず、足元にも及びません

 

 販売ルアーを作られている方々の凄さを本当

 に実感します!

    

2  新たなピロキシンキング計画

 そこで現状のピロキミノーの形を

 根本的に変えてみます

 ↓新たなミノー構想

 

 まず正面から水圧を受けたとき

   水の下に潜り込むよう

   ヘッド頭側をアーチ状に凹ませ

 てみます

 

 続いて、正面から水圧を受けても

 抵抗で浮上しないよう

   ヘッドアゴ側の角度を30度

 にしてみます

(前作ピロキミノーはアゴ角度40度)

 

 魚の流線型 + 遡上魚(シャケ頭)

 をイメージ

 

 アゴ角度を、さらに鋭角にすると、

  ・オモリの収まりが悪くなり

   前後のバランスが取りにくい

  ・リップ取付けで鉛に当たり

   差し込めなくなりそう

といった理由から、30度に留めました

 

あとは若干でも、

  うねるアクション 

が入るかなと

  テール付近を

  アーチで凹ませ

ました

 

リップ位置は、

  ヘッドアイに近いほど

         ウォブリングアクション

      離れるほど

         ローリングアクション

なので、試作品2個作り違いを確認します

 

3   型紙作成

↓ こんな感じで作りました

4 試作品木型完成

↓上が現ピロキミノー 下2個が試作品

↓ アゴの角度30度

 

 

5 オモリ取り付け位置

 

アイヘッド先端からベリーアイまで

    2.3センチ(写真上)と

    2.4センチ(写真下)

の2種類を試作しました

 

    4Bオモリ2個を

    ベリーアイ前後にそれぞれ装着

して、どちらがバランス良いか見てみます

 

↓オモリ装着を想定した状況

↓オモリを装着した状況

続く・・・ 

 

 

 

 

 

 

フローティングミノー作り(その⑨)

前回セルロースのディッピングが終わりましたので、鱗の取り付け作業に移ります

 

                       ↓ 前回ブログ

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1  取り付け準備

  (用意した物)

   ・アルミテープ

         ・タミヤ製デカールバサミ

   ・鱗面の型紙

   ・ニードル様のもの

   ・台座(100均粘土で型取りしたもの)

   ・ヤスリ(ネット購入)

   ・ゴム板

   ・ローラー

 となります

 

2  型取り

まずまず、アルミテープを切り取り、

型紙を当てます

 

型紙に沿ってスジ引きします

 

3  型抜き

続いて、小型バサミで型を切り抜きます

 

小型ハサミは取り回しが良く

小さな型を切り抜きやすいです

 

あと型の線より1mm位外側を切り取ります

 

線に沿って切ると、ミノーに当てたとき、

小さくなるからです

(ミノー側面は平面でないため)

 

    ↓ 切り取ったもの(1mm大きめに切る)

4  アルミに鱗模様付け

ヤスリにアルミ面を向けて置きます

置いたアルミの上にゴムを敷きます

そのゴムの上からローラーで、ゆっくり

ゴリゴリと押し当てます

 

ゴムを敷くのは

鱗にムラができるため

 

 

片面の鱗完成

斜め線が入りました

続けて、ヤスリを裏返しアルミを置き

同じ作業をして、斜め線を入れ

先の斜め線とクロスしました

5  アルミをミノーに貼る

 続いてミノーにアルミを貼ります

 

ミノーを台座に置き安定させます

 

台座は100均の子供用軽量粘土にミノーを

押し当て乾燥させたもの

(両面作ってあります)

 

テールの位置をミノーにピッタリ合わせて貼ります

ここを曖昧な位置で貼ると両面貼り終えたときに

ズレが大きくなるので、貼る位置を正確に決めることで

左右のズレはそんなに出なくなります

 

6   アルミ伸ばし

 アルミを貼ると

   背中や腹の丸くなった所で

   シワが発生する

 ので、

   ペンなどでアルミを擦り伸ばし

 平滑にします

 

(悪いアルミだと伸びが悪く

 ヒビが入ったりしますので注意⚠️)

 

  ↓ アルミ背中側がシワシワ(映り悪くすみません)

  ↓ ペン押し当て伸ばします

  ↓ シワを伸ばした状態

7   側線入れ

 続いてミノーの側面に、魚の側線を

 刻みます

 

 クリアファイルで作成した

    側線入れ用の型

 を側面に当てて位置を合わせます

 (透明なので位置合わせしやすい)

 

 

続いて

   ミニルーター用の丸鋸刃を

   型にそって押し当て

   クルクルまわして

側線を入れます

   ↓ 側線入れた様子

 

8  アルミ磨き

 続いて

   車用のコンパウンドを

   花粉症用のティッシュ

 に付けて拭き拭きして、アルミを磨くと

 輝きが増します(自己所感)

 

 花粉用ティッシュは滑らかなので、磨きで

 アルミに傷つきにくいと思い使ってます

 

 コンパウンドはオートバックスで購入した

      ミクロコンパウンド

 で、車のアルミマフラー磨き用で購入したものを流用

   

 磨きが終わりました

 次はセルロースにディッピングですが

 アルミに指紋(指脂)が付かないよう

 気をつけます

  

 続く・・・

 

 

フローティングミノー作り(その⑧)

 前回セルロースセメントへのドブ付けが終わ

 りましたのでスイミングテストに取り掛かり

 ます

 

↓ 前回ブログ

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1  アイのセルロースを剥がす

 各アイにセルロースが固まってますので

 切れ味の悪いデザインナイフで剥がします

 

 アイの根元のセルロースに、各方面から

 切れ込みを入れてからアイの塊を剥がします

  

        ↓ 剥がす前

        ↓ 剥がし後

 

2  リップ取り付け位置決め

 ヘッドアイの中心から3㎜下方に目印を

 つけます

 

 ヘッドアイとテールアイを平行にした状態で

 タミヤシートの角度マークに置きます

 

 先ほどの目印を、角度マークの中心に置き

 40度のところで、ミノーに定規をあてて

 線を引き、リップ取り付け位置を決めます

                           ↓ 40度に線を書いたところ

 

3  リップ取付位置に切込み

 リップ取り付け位置を決めたら

   ミノー正面に

   デザインナイフで

   平行にスジ引き

 して

   ノコギリで切りやすいよう

 引っかかりを作ります

  

 次に小型ノコギリで、ギコギコと

 リップ取り付け線に沿って削ります

 

 リップ根元が3mmなので、その位削ります

          ↑ 引っ掛かりを入れる作業

               ↑ 平行に切れてるか確認

 

4  スイムテスト

 テスト用リップを取り付け、浴槽で泳がせて

 みます

 

 水面に浮かせてみると、やや前傾姿勢で

 浮いてます

 

 割り箸に糸をつけ引っ張ってみますと

    水深目測20cm位を

    安定したウォブリングアクション

 で泳ぎました

 

     ↑リップ取り付け

 ↑前傾姿勢で浮く

 ↑泳ぐ様子


 止めるとスローに浮きあがりますが

  流れの一枚下を泳ぐ

  フローティングミノー

 を目指してますので良しとします

 

 今後、塗装とかしてくと、サスペンドミノー

 になりそうですが、それで興味ありです

 

 フローティングミノー作り(その⑨)へ続く

 

 

 

 

 

フローティングミノー作り(その⑦)

 前回、希釈したセルロースセメントへのドブ漬けを始めましたので続きからです

       

       ↓ 前回のブログ

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1 希釈セルロースにドブ漬け

 希釈したセルロースセメントに

   頭から  1回

   テールから1回

   頭から  1回

   テールから1回

            計4回

 ドブ漬けします

 

 1回ごとの乾燥時間は 

    最低1時間以上

    通常2〜3時間位

    (冬場はプラス1時間位)

 でやってます

 

 はやく作りたいと気が早りますが、

    セルロースは硬めて、

    それを溶かして硬めて

 を繰り返すことで強度を増すので、

 時間どおり 

     我慢!

       我慢!

 

 有名ビルダーの説明を見ますと、

    1回 8〜24時間 乾燥

 ともあり、1日でも大丈夫そう

 

 しかし何日も空けると、

    クラック(ヒビ割れ)

 が起きるらしく

 

 なので、

 

  乾燥時間

         1時間以上〜1日未満

 

 であれば問題なさそう

 

2  乾燥ごとにヤスリがけ

 1回目乾燥後、ルアー表面を触るとガサガサ

 してるので、

   紙ヤスリでシャカシャカ

 擦り滑らかにします

 2回目以降も紙ヤスリがけをしますが 

 

    1回目より2回目・・

       2回目より3回目・・

   

 と、どんどん滑らかになり気持ちよくなってき

ます

 

 紙ヤスリは400番を使用

 

 (各乾燥時間)

  1回目   PM8:00〜               10時間

  2回目 出勤前 AM6:00〜 16時間

  3回目 帰宅後 PM10:00〜 8時間

  4回目 出勤前 AM6:00〜 15時間

 

  ※ 休日ならばもっと時間短縮します

 

3  セルロースにドブ漬け

 4回の希釈セルロースディッピングを終え、

 次は普通のセルロースにドブ漬けします

 

 これも、

    頭  1回

    テール1回

              頭        1回

               テール1回 

           計4回

 行います

                

 また乾燥ごとに、

    紙ヤスリでシャカシャカ

 磨きます

 

   あと 各ディッピングごとに

    ティッシュを敷いて

 滴り落ちるセルロースを取り除きます

 

 

    テールアイ

    ヘッドアイ に

 セルロースが盛り固まりすぎると、取り除く

 のが面倒になるため

 

↓ セルロースが固まったので画鋲で穴をあけている所

 4回終えたら、下地が完成です

        

 次の作業に取り掛かかります

  

 フローティングミノー作り(その⑧)へ

 続く・・・

 

 

 

 

 

フローティングミノー作り(その⑥)

 前回ミノーの形を作りバランスが取れたので

 セルロースセメントに漬けて、ルアーを硬く

 する作業を始めます

                      ↓前回ブログ(その⑤)

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 1 セルロースに漬ける理由

 ミノーはバルサ板という軽くてフワフワな

 木板で作られておりまして、このまま使うと

   水は染み込むわ、

      あちこち凹むわ

 で簡単に傷がついてしまいます

 

 そこで

    セルロースセメント

 という、トロトロした液体をバルサ板に吸い

 込ませ

    カチカチのルアーにする

 ものです。

 

 余談ですが、先日釣りに行き、ハンドメイド

 ミノーの耐久力を試したところ、岩にぶつけ

 まくったものの、凹み一つ出来ませんでした

  

 プラスチックですと、テールやリップが割れ

 たりしますが、

 

   バルサミノーは衝撃を吸収する

 

 ようで、案外耐久性があるぞと勝手な所見を

 出させて頂きました。

 

 なお、実釣編のブログ作成中、写真を全て消

 去してしまいブログは出せませんでした

 (ウーッ!痛恨のミス)

 

 

 話を戻します

 

 セルロースセメントは、HMKL(ハンクル)

 のものを使ってます

 

 初めて作ったときは、500ccを購入しました

 が、いまはコスパの良い1㍑サイズを使って

 ます

 

 釣具店を探し回っても、中々見つからず

 面倒なのでAmazonで購入してます

 

2 希釈したセルロースを作る

 

 最初セルロースにドブ漬け(ミノー丸ごとセ

 ルロース液の中に漬ける意味)するとき、

 

    セルロースがドロドロだと

    浸透が弱い

 です

 

 そこで、

   シャバシャバのセルロース

 を作ります

 

 作り方は、ハンクルで別売されている

 

   HMKLセルロースセメント

   塗装用うすめ液

 

 を使用します

        ↓コレ

 

 『セルロースセメント』と『うすめ液』を

 

  1対1 の割合で混ぜて

  シャバシャバセルロース

 

 を作ります。

  

 作り方は、

 

   ・広口ボトル250cc

                   (ホームセンターで購入)

   ・じようご

      (ペットボトルを切ったもの)

 

を準備します

 

 広口ボトルにじょうごをセットし、

 

   じょうごにセルロースを流し

   おおよそボトル半分

 

入れます

 

 次に、

 

   じょうごにうすめ液を流しこみ

   同じくボトル半分(満タン)

 

 入れて完成

                           ↓ こんなイメージ

 

3  ミノーを吊るして浸す

 ミノーのヘッドアイに、切ったステンレス線

 等を引っかけます

 

 それを希釈したセルロースにミノーが全て浸

 かるようにボトルに沈めます

 

 シンナー臭がして有害なので換気はしっかり

 します

 

 最初は1分くらい漬け込み、気泡が出てこな

 いのを確認して引き上げます

 

4  紐に吊るして乾燥

 A4空箱に通したタコ紐にミノーを吊るして

 1時間位乾燥させます

 

   ↓ 埃が入らぬようフタ

 

 

 箱の作り方は、

 

    A4空箱に二列の紐が通せるよう

    片側2箇所づつ穴を開け

    タコ紐を通して

 

 完成です!

 タコ糸は、割りばしをカットしたもので固定

 してます(いい加減に作ってあります)

 

 フローティングミノー作り(その⑦)

             へ続く・・・

 

 

  

 

 

 

 

 

フローティングミノー(その⑤)

 前回オモリを装着できましたので、今回は、

 いよいよミノーの形を造形します。

 

     ↓ 前回のブログ

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1  線引き

 ミノーの形を作っていきますが、各面を均等

 に削るために、ミノーの各面に

    目測1㎜幅の線

 を書きます(水性ペンを使用)

 

  側面にフリーハンドで1mm幅線を書く状況

 (撮影用ということで手が震えちょります)

 続いて背中に1mm幅の線を引きます

 

 続いてベリー側(腹)に1mm幅の線を引き

 ます。

 (オモリの端ギリギリに線引けば良いです)

 

 続いて、テールにも1mm幅の線を引きます

 ヘッドにも線を引きます

 

 続いて、ボディ側面に線を引きます

 型紙にあらかじめ線を入れており、ボディに

 型紙を合わせてマークします

 各マーク箇所を線でつなぐと、下の写真にな

 ります

 

2 各面を切り出しナイフで削る

 切出しナイフを使って、各面ごとの重なる線

 部分をカットします

 (オルファの切出しナイフを使用)

 

 深く削りすぎると、バランスが崩れ取り返し

 がつかないので、慎重にカットします

 

  ↓ 背面を削る様子

 背面を削り終わった様子

 後ほど紙ヤスリで磨きますので、大まかカッ

 トで良いです。

 

 ↓ ベリー側(腹)を削る様子

 

 次に、ミノーのエラ付近から鼻先にかけて削

 ります

 無理すると切りすぎて失敗するので、

     薄く薄く慎重に削りましょう~ 

 ・・と、自分に言い聞かせています

 

↓ ミノーの中心からテール(尾びれ)にかけ

       て斜めに削る

  

  これも削りすぎると失敗するので

       慎重に・・

          慎重に・・・

                削る

    ↑ ピンぼけで すみません

 

 大まかに削れた状況

 小魚らしくなってきましたが、まだまだ作業

 は続きます・・

3 紙ヤスリで削る

 次は紙ヤスリで形を整えていきます

 (紙ヤスリは400番を使用)

 

紙ヤスリで形を整えた状況

 

 後にセルロースセメントにどぶ漬けして、

    乾いては、紙ヤスリで磨き 

       乾いては 紙ヤスリで磨き

 を繰り返し、ツルツルにしますので、現段階

 ではこの位磨けば大丈夫です

 

4 水面に浮かせてみる

 バランスが取れているか水面に浮かせてみ

 ると、

     直立 かつ やや 前傾姿勢 

 で浮いてますので良しとします

  

 

 真上から見てみる

 傾いておらず良さげなバランスです。

5 重量計測

  重さを測ってみると約2グラムでした

  後にセルロースセメントにドブ漬けして

  重くし、

    サスペンドに近い

       フローティングミノー

  にする予定です。

  

 

 フローティングミノー作り(その⑥)へ

 続く・・・

 

最後までお読みいただき有難うございました。

 



 

 

 

 

フローティングミノーの作成(その④)

 前回、ミノーにワイヤーを固定するところま

 で進めましたので、オモリを挿入する作業に

 取りかかります。

           ↓ 前回の説明文

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1  ミノーの各面ヤスリがけ

 接着後、各面に若干段差が出来るので、ヤス

 リがけして、各面均等にします

 ↑ 写真で変化が分かりずらくすみません

 

 紙ヤスリは400番を使用してます

 

2  2Bの鉛オモリを割る

 釣具の2Bオモリを真ん中から割り広げます。

 (繋がったままで良いです)

  ↑ 工具使うより手で開いた方が綺麗に開

    けれます


 シンキングミノー『ピロキミノー改』は、4B

   オモリ2個取付けですので、フローティングは

     2Bオモリ2個取付け

 にして軽量化してみます

 

 今回作成するフローティングミノーは、

 サスペンド気味のミノーを目指すことに

 しました

 

 前回、乙狩川で、シュガーミノーフローティ

 ングを、ダウンで泳がせたら

 

   ミノーが表層に浮き上がりすぎて

   暴れ気味のアクション

 

 だったので

 

   表層少し下を安定して泳ぐ

 

 を目指します。

 

 (ややシンキング気味の方が良いのかも)

 

3 オモリを入れる穴を開ける

 ベリーアイの手前(頭側)と後ろに、

 穴あけポンチで、それぞれ2ヶ所目印を付け

 ます。

  

 

 穴あけポンチ4ミリを使用

 ミノー幅が6ミリなので4ミリ位が限界

 

 掘れる所までグリグリしても良いですし

 跡が付く程度でグリグリしても良いです

 

 グリグリとは、左右にねじりながら掘り込ん

 でいくという事です

 

 穴あけポンチで付けた目印を、丸刀(彫刻

 刀)でほじります。

 

 堀った穴に、オモリを差し込みます。

 

 オモリが浮き出ていたら、ピッタリする位置

 まで、丸刀で更に堀り下げます

 (ミニ電動ドリルを使っても良いです)

 

4  オモリを接着(フロント側)

 オモリがミノーにピッタリハマったら、次の

 作業へ

   

 オモリの開いた面を、紙ヤスリで削って

 滑らかにする

 

 (オモリ表面は両開きにすると段差や凸凹し

  あるので磨いて滑らかに)

 

      次に穴へ瞬間接着剤を流し込んで、オモリ

  をはめて完了

 (瞬間接着剤は100均のもの)

5  オモリにパテ埋め

 オモリを埋めた箇所は、表面が凸凹してるの

 で、滑らかにするためパテを盛り付けます。

 

 パテはタミヤ光硬化パテを使用してます

 (ネット情報で知る)

 

 パテを盛ってから、蛍光灯などを当てると

 すぐ固まります

 彫刻刀(平刀)の平らな面に盛り付けて、

 オモリを埋め込んだ箇所に盛り付け、平らに

 伸ばします

 パテを盛り付けたら、蛍光灯に照らして硬め

 ます。

 

6 ヤスリがけ

 固まったパテをヤスリがけし滑らかにします

 (400番ヤスリ使用)

 

 ↑ ヤスリがけして完成

 

 ヤスリがけ後、凸凹する箇所があれば、また

 パテを盛り付け同じ作業を繰り返します

 

 ここで手抜きすると塗装したとき、凸凹が目

 立ちカッコ悪くなるためです

 

 その⑤へ続く