ピロキ vs 長良川トラウト

手作りルアーなどで釣り歩くオジサマ奮闘記

⑥水平フォールミノー再考(最終話)

 ハンドメイドミノーの顔まで完成したので

 いよいよ最後まで突っ走ります〜 (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 

  ↓前回ブログ

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1  顔の塗装

 秋アマゴの画像をみると

    顔周辺はかなり黒っぽい

 のでアルミテープの上から黒系のスプレーを

 吹きつけます 

 

 うーん Σ(-᷅_-᷄๑)

 下地がツルツルなので塗料の粘度調整を

 しっかりやらないと乗らず垂れてくる💦

 

 よし!

    ミッチヤクロンを吹いて

        下地に粘着膜を作り

 そこに塗料を吹きつけてみました

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 乾燥後は頭上と下顎に黒系塗料を吹きつけて

 ヘッド全体を黒くします

       (なんか迫力が出てきた)

 

 目玉は恐ろしさを演出するため

 黒目を小さめに作る

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おりゃ〜ッ💢

  目玉を押し込んで完成

 

  ↓ 5cmバージョン

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  ↓ 5.5cmバージョン

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 良い感じです〜♪ 

 

2 最終ディッピング

 いよいよ最終過程のディッピングに進む

 

 まずはセルロースで塗料が色流れしないよう

 濃度が薄められた『セルローススプレー』

 3回くらいに分けて吹きつけます

 

 乾燥後セルロース(1/2に薄めたもの)

 前後2回ディッピング

 

 最後にセルロース原液にディッピングしますと

             うげっ 

      色流れしとる💦            

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    ・・・泣けるぜ

                            (ダーティハリー名台詞)

 

 セルロース1/2層が薄すぎたため塗膜まで

 溶け流れてしまったのです😢

 

3 塗装し直す

 流れたところは紙ヤスリ1200番にて出来るだけ

 削りました(完全には綺麗にならないかぁ)

 

 目玉にアルミを被せて保護し顔を再塗装

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 今度は色流れしないよう

    セルローススプレー5〜6回

    セルロース1/2に前後4回位

 行ってセルロース膜を厚くしセルロース原液に

 ディッピングしますと・・

 

 今度は色流れしませんでした

    ワァーッ フュウ フューッ(歓声)

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セルロースの膜作りは 手を・・

    抜いちゃダメだ 

       抜いちゃダメだ 

          抜いちゃダメだ! 

        (碇シンジ風に想像願います)

と反省です

           

4  スイミングフック取り付け

 最後の仕上げでスイミングフックを作ります

 

 禁漁間際から

   オーナーバリ 

    忍ヤマメフック8号

 を使い始めたのですが更にバラシを減らすため

 ワンサイズ上げて9号を使います

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 ※針が大きい程バラシが減るだろうと思い

 

フロントは変わらずメジナフック

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さあ 作りましょう

イート巻き巻き イート巻き巻き・・

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接着剤を付けて暫し乾燥させます

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 ポク ポク ポク・・・ チーン 乾燥!

 

 これをボディに取り付けて完成です

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重量計測をしますと

  5cmミノー  約4.7g

        5.5cmミノー 約5.5g

           となりました

 

市販品に比べてやや重めですが

   水平姿勢フォールで

   かつ速く沈む

のを目指してるので狙い通りの重量です

 

本来ならば即実釣ですがそうは行きません 

   ウズ ウズ

 

管理釣場のストリームエリアにでも行ってみよう

かしら(高いけど)

            

                ・・・終わり

⑤水平フォールミノー再考

リップ取付まで進みましたのでスイムテストから始めていきます

  ↓ 前回のブログ

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1  スイムテスト

 リップ固定出来たのでスイムテスト開始

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 5cmと5.5cmサイズのミノーそれぞれに

 同サイズのリップを付けたところ

    ⚫︎5cmミノーはキビキビ

    ⚫︎5.5cmミノーはやや劣りキビキビ

 ウォブリングします

 

 5.5cmミノーは 体長が伸びた分

   側面に当たる水圧が増えて

     ウォブリングが抑えられた感じ

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 続いて水平姿勢のフォールテスト

    これは良いと感じたのは 1、2体

    まあこんな感じかなあは  5体

    ティルから沈むのは    2体

 といったところ

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 同じウエイトバランスで作ってるつもりですが

 個体差が出ますねぇ

 (既製品のように行かないべ💦)

 

 今後、塗装・ディッピング・フック取付などで

 重量バランスに変化があると思いますので

 このまま作業を続けます

 

2  塗装

 いよいよ塗装作業開始!

 今回はSNSにアップされた画像を眺めていて

 カッコ良いと感じた

    『秋アマゴ』カラー

 に挑戦してみます

 (鬼アマゴとも言うそうで益々カッコ良し)

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 ※写真アップしたいけど釣った事ないのでお許しを~ (;´Д`)

 

 最初にシルバーを背中と腹に吹きつけて

 木目と鱗の境を隠します

(画像失念)

 

 続けて背中から側線までクリアイエローを

 吹きつける

(画像失念っ💦)

 

 乾燥後側面に蛍光ピンクを吹き婚姻色を演出

  ↓ こんな感じです

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 続いては秋アマゴの

   パーマークが伸びたようなトラ模様

 をどう吹きつければ良いのじゃ?

 

 SNSのお知恵を拝借させて頂きますと

   透明板を縦長に切り込んだもの

 で模様を付けている感じでしたので真似てみた

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 これを側面に当ててクリアブルーを遠目に

     2〜3回吹き付けると

 おぉ なんか良い感じ〜♪

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  続いて背中にオリーブドラブを吹きつけます

 

  腹には 腹には〜

          ウッ 秋アマゴの腹は何色?

 

 色々画像検索しますが 

   腹をメインに写した絵が無い!

 

 そりゃあ そうでしょう

 下から写してもカッコよくないからね

 

  仕方ないので想像を膨らませ

   ⚫︎  全体的に黒くなってるから

     白い腹はグレー

   ⚫︎ 婚姻色でもカッコ良さそうだから

     蛍光ピンク

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の2種を塗装することにしました

   ↓ 塗装後の乾燥

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3  フェイス作り

 一応ボディの塗装が完成しましたので顔作りに

 入ります

 

 顔より大きめに四角くアルミテープを切り出し

 顔に押し当てると

    アイの位置が凹む

 ので3㎜ポンチで開けます

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 開けた穴をアイホールに合わせて

 顔全体にアルミを押し付けると

    顔の輪郭

    エラの線

 が出るので輪郭を切取り顔に貼り付ける

 

 上からペン蓋等で擦り付けアルミを

 密着させます

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 顔からはみ出たアルミはデザインナイフで

 カットして形成

 

 最後に上顎を貼り付けて完成です

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この状態ではまだ鬼アマゴの迫力がありません

次回最終話でどのように完成するのでしょうか~

              ・・⑥へ続く

④水平フォールミノーを考える

前回ディッピング作業が終了してボディが固まったのでアルミ貼り作業など進めていきます

 ↓ 前回のブログ

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1  アルミ貼り

 5cmと5.5cm用の鱗用シートを作成して

 アルミテープを型取りします

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 切り出したアルミをヤスリにのせて圧迫

 うりや〜 オリャ〜ッ! ٩( ᐛ )و

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   ふう〜 鱗模様の完成です

 

  2枚重ねて切り抜いてるから

   左右側面に貼り付けても

         誤差無し

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2  再度ディッピング

 アルミとボディの段差を無くすため

 セルロースにディッピングします

 

 前後1セット

 

 何回かやっても良いですが重くなると

 アクションが鈍くなるため少なく終えます

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3  リップ取付け

 様々なハンドメイドミノー教本には

    塗装後リップを取付ける方法

 が説明されていますが、このやり方ですと

 私の場合

    リップがズレることが多い

 ので塗装前にリップ固定します

 (ミスしても修正しやすい)

 

 それではリップを取り付けていきましょう

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 予めマークしておいた

     リップ取付線 を

     デザインナイフで溝堀り

 します

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 次に溝スジに

    小型ノコギリを当てて

        ギコギコ切り込みます

 

 鉛クズも削れ出てくるので吸引機を置いて

 作業(体に良いです)

 

 切り込んだら紙ヤスリ(400番)で

 リップ厚み(1㎜)に広げます

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 続けてサーキットボードで作っておいた

 リップを差し込む

(無理に差し込まず削って調整)

 

 その後

    エポキシ接着剤を

       リップ根元に塗り

 接着します

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ここで一休み

 

  ピロキ(ヒロシ)です・・・

      トップガン面白かったとデス

  ↓  マーベリック教官凄しッ

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4  下地の完成

 1日乾燥させてリップが固まりましたので

 ボディからはみ出したリップをヤスリで削り

 平坦に均します

  ↓ アルミ傷つかぬようマスキング

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 ↓ なだらかになる(*゚∀゚*)

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 リップとボディの段差をしっかり無くして

 おかないとフェイスに凸凹が出来るので

    なだらかにするべし!

      と自分に言い聞かせる

 

 次に目玉を入れる『アイフォール』を作る

 

 ボディに○をかいて

   小型ルータービット(直径2㎜)

 で穴を開けます

 

 アイは2.5㎜で作ってるので やや大きめに

 穴の淵を削り広げておきます

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反対のアイホールも同じ要領で開けます

頭上からダブルクリップを挟め

裏側の目位置が出ます

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5 顔を黒く塗っておく

 エアスプレーを吹き付ける前段階として

 顔回りを黒で塗り潰しておきます

   ↓ こんな感じ

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  あ〜 疲れました

  今回はここまでとします

             ・・・終わり

   

③水平フォールミノー再考

前回水平フォールミノー制作はステンレス線を固定する作業まで進めたので続きからです

     ↓ 前回のブログ

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1  装着するオモリ加工

   木工用ボンドで貼り合わてクリップで挟み

 一日放置しますとガッチリ固まりました

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 それではオモリ装着手術を始めるっ

      ルーター用意!(イエッサ)

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 このルーターは電源コードを直接抜き差し

 しないと動きません

 

 以前別アダプターを取り付けて煙がでて以来

 電源ボタンが機能しないのです

 (まだ動くので使い続けますよ)

 

 装着するオモリは

     直径5㎜(5パイ)の円柱鉛

 

 全長5.5cmミノーには

     前後各1cmのオモリ

 全長5cmミノーには

     前1cm 後0.8cmのオモリ

               を入れます

 ↓ こんな感じ

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 オモリは各サイズにカットしてペンチで

 平らに潰します

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    うりやぁ〜  

                     うぉりゃ〜 (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 

   ↓ 潰したものがこちら(幅約3㎜)

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2 オモリを装着

 それでは小型ルーターでオモリを入れる穴を

 削っていきます

 

 いきなりビットを強く当てると位置がズレて

 ボディを欠損しますので

      予めデザインナイフで 

      削る範囲をスジ彫り

 しておくと上手くいきます

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二箇所穴を彫り試しにオモリを嵌めてみます 

 

ピッタリ嵌まることを確認したら一旦取外し

接着剤を塗って固定

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 接着剤が固まりました

 

 次はタミヤ光硬化パテをオモリとボディに

 盛り付けて凸凹を無くすよう塗り込みます

 

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蛍光灯を照らして固める

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3 ボディ形成

 オモリ装着完了したので

    ボディを魚らしく形成

 していきます

 

 まずは削る範囲をペンでマークします

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 次にマークした箇所を切出しで削ります

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大まかに形が出来たので紙ヤスリ400番で凸凹を

削り滑らかにします

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おぉ ミノーらしくなってきましたよ ♪

 

4 リップの取付線を引く

 次にディッピング作業に進みたいところですが

 その前に・・

 

   ここで筆者はリップ取付位置に線を引きます

 

 何故ならばボディ側面はまだ平面なので

    確実に

    水平な線が引きやすいから

 です

 

 小型サシガネを当てて

      水性ゲルインク

           で線を引く

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 水性ゲルインクはディッピングしても溶けず

 消えないから安心

 

5  ディッピング

 セルロース1/2に前後2セットディッピングを

 してボディを硬めていきます

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 続けてセルロースに前後1セットします

 

 あぁ 疲れました〜 _:(´ཀ`」 ∠):

      今日は乾燥させて終了とします

        

           ・・・④へ続く

 

 

②水平フォールミノー再考

水平姿勢のシンキングミノーを設計しましたので

制作開始します

↓前回ブログ

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1  バルサ板を切り分ける

 まずはバルサ板を取り出します

 久々に使いますが

     板は硬くなってない

 ので安心しました

 (古いと硬くなり加工に手間がかかる)

 

 バルサ板(2mm厚)を5.5cmの長さで2箇所切り

 それを貼り合わせて5等分に切り分けます

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 貼合わせに両面テープを使ってましたが

 今はこれっ!

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『キレイに剥がせるテープのり』

          ※セリアにて購入 

 

 剥がした後のノリカスが指で綺麗に剥がれる

 のでお気に入りです

 

2  型を切り抜く

 続いて型紙をあてて線を引きます

 ↓ こんな感じ

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これをカッターで切り取る

 

なるべく線ギリギリまでカットしておくと

次の工程が楽です

 ↓ こんな感じ

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 うっかり切り過ぎると修正出来ないので一度に

 切ろうとせず

   力まずに同じ箇所を

   何度もサクサク通過させて切る

 と上手くいきます

 

 切り方は

   定規をあててカッターを垂直にする

 と左右面が均等に切れます

  ↓  例示

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3  ヤスリがけ

 各面を平行にするので紙ヤスリをかけます

 

 紙ヤスリは400番を使用

  (※ 特に番手に拘りありませんが粗いほど

   はやく削れます)

 

 紙ヤスリを木片に巻き付けて

     ①直線は平面

     ②曲線は曲面

             で削ります

  ↓ ①平面

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  ↓ ②曲面

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 あと粉塵が肺に入ると肺ガンなどリスクがある

 そうなので集塵機の上でヤスリがけをします

 ↓ Amazonかで安く購入したもの

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4  5.5cmサイズも作る

 新しい型を作ったのですが

    イワナミノーの型紙(4.8cm)から

    従前のサイズ(5.0cm)に戻しただけ

 と勘違いしてましたので

    テールを5㎜伸ばして

    全長5.5cmの型も作成

 しました

 

 テールを伸ばした分、沈下抵抗が増えて

 水平姿勢に近づくはず・・

                                              と願う🙏

  ↓ 従前のサイズに戻しただけだった・・💦

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  ↓ 新たな型を作る

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この型を元にして1〜3の過程を進めてみました

それがこちら

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 段々疲れてきました〜♪

         もう一息だけ進めるかぁ

 

5  ステンレス線

 超硬質ステンレス線を11cmに切り取ります

 

 先から1.3cmのところを先丸ペンチで挟み

 ヘッドアイを作る

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装着予定のオモリをあてがい線を加工します

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6  ボディ貼り合わせ

 ボディ両面に木工用ボンドを塗り付けますが

 ここで活躍するのが猛暑でしこたま食べた

     アイスのバー(リユース)

 

 ボンドの伸びが良い!

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 貼り合わせてからクリップで固定し

 乾燥を待ちます

 

 すぐにクリップ固定すると面がズレる事が

 あるので

    手でしっかり押し付けて

     ある程度固まってから

 クラップで挟みます

 

 圧着して飛び出たボンドはティッシュで

 拭き取っておくと良いです

 (固着後剥がすのはゴムゴムして面倒です)

 

 疲れましたー🥱

   今日はここまでとします

              ・・・続く

 

①水平フォールミノー再考

大型アマゴの攻略法をあれこれ研究中ですがボトムでの水平姿勢ドリフトが重要と再認識しミノー作りを再開します

1  ミノー作り始動

 渓流シーズン終了後は、釣具修理のほか

 ベランダ修理などなど環境整備 を進め

 漸くひと段落しミノー作り開始です

 

 シーズン中は

    釣行→不具合→修正→釣行

 と短スパンでの作業繰り返しでしたが

 来季まで時間はたっぷりあるので

   秋アマゴが釣れなかった悔しさ

 を原動力にルアー設計から考え直してみます

 

2 ボトムの流れを攻める重要性

 秋アマゴの手強さを書きますと

    通常のアマゴ・イワナや

    源流トラウト

 はトゥイッチング等でヒットしますが

    激戦区の大型トラウト

    特に食性が減った秋アマゴ

 はアングラーに有利な条件(増水・雨曇り等)

 でもルアーアクションに反応せず

         本当に手強い・・です💦

↓ 通常のアマゴ

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↓ 手強い大アマゴ

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 攻め尽くされた管理釣場のよう ♪(´ε` )

 

 そこでエキスパート方々の書物を読み漁ると

 大物狙いの共通点は

   ① 淵のボトムに大物は居る

   ② ボトムの流れにルアーをドリフトさせる

   ③流す棚を外してはいけない

 というもので

   如何にミノーを

   ボトムの流れにシンクロさせれるか

 が大物を手にする一つの手法となります

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3 水平姿勢ミノーの再考

 そこで自然な流れを演出する水平フォール

 ミノーの出番ですが

   アレキサンドラ(パームス製)のように

   細身かつ安定した水平フォールミノー

 を作るのは難しいです

 

 僭越ながら『アレキサンドラ』と『ピロキ

 スマート』の違いは何か考えたところ

     重量

 だと気づきました

   アレキサンドラ 4.13g

           ピロキスマート 4.68g     (約0.5g増 )

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 速くフォールさせたく重量アップしましたが

 重量過多から

    浮力による水平姿勢維持が難しく

    安定しない

 と考えました

 

4 フォルム変更

 前記の考えから軽量化も良いですが

 速いフォールは維持したいため形状を再考し

   ●テイルを少し長くする

      (リアの浮力アップ)

   ●テイル側面を削らず幅を残す

      (水の抵抗面をリアに増やす)

 ことにしました

  ↓ 設計図を作成

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 オモリは円柱オモリ(直径5ミリ)1cmを

 2個配置

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 フロントのオモリにリップ根元が重なりますが

 オモリごとカットしてリップを挿し込む作戦と

 します

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 ダルマ起こしのような素早く元の姿勢になる 

 そんな理想的なミノーは出来るのでしようか

               ・・・続く

ハンドメイドミノーの進化

昨シーズン末から本格的にルアー作りを始め

実釣→修正→実釣→また修正の繰り返しにより

納得するアクションに近づいてきましたので

経緯を振り返ってみました

1  初めて完成したミノー

 ハンドメイドミノーには元々興味があり

 何度か挑戦しましたが、せっかち&飽き性から

   ⚫︎ルアーを一日乾燥させる『間』が苦手

   ⚫︎ボディを削りすぎて嫌になる

   ⚫︎生活が多忙になるとどうでも良くなる

 等と挫折の繰り返しでした

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 そんな中、昨年体調を悪くし時間ができ

    一つ最後まで作り上げよう

 と思い立ったのを契機として完成したミノー

 がこちら

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 不恰好ですが、一応トラウトを釣り上げ

 次への制作意欲が湧きました

 ↓ 2号機 実戦投入せず

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2  今シーズン初期のミノー

 オフシーズンとなり、管理釣り場へ

 足を運ぶ傍ら、ミノー作りに励み

 完成したのがこちら

 

 見た目は釣れそう しかし・・・

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  今年2月解禁に実戦使用すると

    水に潜らない

    泳ぎがパラパラしている

 と悪いところ尽くめで

   ● ウエイトバランス

   ● リップ角度

 等を本格的に研究することになる💦

 

3  リップ角度悩む

 角度は何度が良いのかアレコレ試して

 辿りついたのが30度 

 (ピロキミノーの場合です)

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 この時はリップ角度にメチャクチャ拘って

 ましたが、実はそればかりではなく寧ろ

    如何にボディと水平に

    リップを取り付けるか

 が重要であることに気がつきました

 

4  硬いワイヤー探す

 続いて6㎜のステンレスワイヤーを使って

 アイ等を作ってましたが

   キャストで岩等にぶつけると

   すぐに変形してしまう

 ので、どうしたものか考えて

    より硬い

      超硬質ステンレスワイヤーの導入

 にて問題解決しました♪

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 ↓ これで解決じゃ!

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5  幅5㎜のミノー作る

 これまでは幅7㎜のミノーを作り続けて

 いました

 

 市販品『もののふ』『Dコン』等がこの位の

 幅だったという猿真似からです

 

 またユラユラと魅惑的にフォール(シミーフ

 ォール)するのも気に入ってます

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 ですがある時

   パームス社『アレキサンドラ』

 を使うと、ピロキミノーと違い

    ⚫︎水中を切れよく泳ぎ

     手返しが楽

    ⚫︎キャスタピリティが良い

     (投げやすい)

 と感激し、細身のミノーを作成してみました

   ↓ ピロキスマートの完成

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   ↓ 尺イワナを釣る

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6 リップの擦減り対策

 リップ素材は

    ①サーキットボード

              ②ポリカーボネート

 がありますが

  ①だと折れにくいけど削れやすい

   (使用してリップが摩耗し小さくなる)

  ②だと削れにくいが折れやすい

   (その為厚いリップにするも泳ぎが

    鈍くなる)

 と一長一短

 

 これに頭を悩まし解決したのは UVレジン

 

 リップ周りにレジンを塗り固める手法により

 サーキットボードの摩耗は軽減されました

 ↓  加工しないと左のように擦り減る

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7リップの歪み対策

 ポイントギリギリを攻めるとルアーが岩盤等

 に衝突するし、ストーキングで遠くへキャス

 トすれば、ルアー回収時に河原の石にゴンゴ

 ン当たるから

    どうしても衝撃で

      リップが歪んでしまう💦

 

 ゴリラボンドを塗ってもダメ

 エポキシ樹脂も完璧ではない

 

 人によってはリップの取り替えがしやすいと

 歪むことを前提に制作されておりますが

 自分は歪まぬようにしたい!(今のところ)

 

 てことで、あれこれ思案し対応中ですが

 このように進化を続けているピロキミノー

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 今後もあれこれ模索してハンドメイドミノー

 作りに邁進いたします

        

            ・・・終わり

水平重心のシンキングミノー作ってみた

 真夏対策として深い緩流帯に潜む大物を

 狙うべく、水平重心ミノーの制作開始です!

  ↓ 今回のミノーを作る経緯ブログ

piroki-l.com

1  バランス検討

 今まで

    幅7ミリのミノー

 を作ってましたが、最近はキヤスタビリティ

 が良い

    幅5mmのミノー(ピロキスマート)

 を作っており、スマートをベースとして

 水平重心ミノーを作ってみます

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 スマートは水抵抗を避けやすいのですが

 抵抗を避けるべくティルを細くした為

 ティル側の浮力が減り、後方重心に

 なっています

  ↓ ピロキスマート制作ブログ

piroki-l.com

 

 そこで

   ⚫︎ティルの厚みは削らず残す

   ⚫︎背中の頂点を後ろにずらす

   (Dコン風)

   ⚫︎オモリ配分を前方比重にする

等して、後方の浮力を高め、水平重心にしてみます

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2  仮ボディ完成

 型紙を作成し

  フロント 1cm 1.5g(直径4㎜)のオモリ

  リア 0.9cm 1.33g(直径4㎜)のオモリ

 を配置

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  ↓ 個体差あるけど大体3.3〜3.4g

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 容器に水を張り、フォールテストしますと

   頭からスッとフォールし

 取り敢えず合格です(第一関門突発!)

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3  リップ付けてバランス崩れる

 次にリップを仮止めしてテストすると

 何度試してもティルから沈みます🤨

 

 リップに水圧が強くかかるためバランスが

 崩れるようです

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 水圧を避けようと小さめのリップを取付け

 ますが、それでもティルから沈みます

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 しかも水噛みが悪く

     潜らない

        泳がない

  ので、小さめのリップはボツ

 

4   この形で一応作ってみる

 リップを取り付けだけで、前後バランスが

 かなり崩れましたが、この後

    ⚫︎ ディッピング作業

    ⚫︎ スイミングフック取り付け

 等により重心変化しますので取り敢えず

 このまま作業を進めて完成してからバランス

 修正してみます

 

セルロースにディッピング 

 セルロース1/2に

     2セット(前後1セット)

 セルロースに

     1セット

       ディッピングを実施

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アルミ貼り

 続けてアルミ貼りをします

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段差無くすディッピング

 アルミと木目の段差を無くすため

   セルロースに 1セット

 ディッピングします

 

スイムテスト

 リップ・フックを取り付けて

 完成に近づけた状態でスイムテストすると

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 しっかり泳ぎます

 

 何より以外なのは

  フォール姿勢が水平に近づいたこと

 

 何故でしょう?

 

 セルロースを重ねることで、全体的に重く

 なり、浮力の偏りが減った感じです

 

 (ディッピング1セットで約0.2g増えるので

  この時点で、約0.8gの増加)

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 ここで息抜き ♪(´ε` )

    愛犬に帽子を試着

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塗装

 塗装はアマゴカラーにします

 今回、顔のラインを強調してみたいので

 失敗ミノーで試しますと・・

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おぉー リアリティが出そうです🤩

それでは本番!

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これにラインを入れてみると・・

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おぉー なんかリアルになって来ました♪

 仕上げ

 最後の仕上げでセルロースに

   1セット➕

     頭から2回ディッピング

 してみます

 

 ややティル比重なので、前方を重くする為

 頭ディッピング2回を試してみました

 

5  完成

 乾燥させて完成です

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 スイミングフックを付けると

    重量4.74〜4.76g

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 スイムテストしますと、やや後方重心ですが

 水平姿勢に近くフォールしました

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リップに板オモリ0.11gを取り付けてみると

しっかり水平姿勢でフォールしました

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次回は、比重をもう少し調整して再作成してみます

 

週末に使ってみますが、長良川は増水しているので、出来れば渇水でテストしてみたかった😢

             ・・・終わり

投げやすいミノーの重心を考える(その③終)

 前回リップを作ったのでリップ取付作業から

 完成まで突っ走ります

  ↓ 投げやすいミノーの重心を考える(その①)

piroki-l.com

  ↓ 投げやすいミノーの重心を考える(その②)

piroki-l.com

1  リップ取り付け

 ここが一番重要で

     『取付け角度』

     『ボディとの水平度』

 を誤ると、全く使い物にならないルアーに

 なるので慎重にリップ取付口を削ります

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 リップ取付口が彫れたのでエポキシ接着剤で

 接着し一日放置 

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※ エポキシにしてからリップ歪むトラブルは

 一切無くなりました

 

 リップが固まり、ヤスリではみ出た箇所を

 削り整え取付け完了

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2   塗装開始

 左右均等になるようアイホールを開け

 面相筆で顔周囲を黒く塗ります

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 乾燥後、アクリジョンのシルバーを吹き付け

 アルミと木目の境を隠します

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 シルバー乾燥後、背中から側面にかけて

 クリアイエローを吹きつけます

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 今度は腹側にホワイトを吹きつけます

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続けて背中にオリーブドラブを吹きつけます

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 アマゴカラーにするので、パーマークの

 シートを作成

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 これをボディ側面に当てて、水色を吹きつけ

 完成です

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3   ディッピング

 塗装後、一日乾燥させてから

 セルローススプレーを吹きつけます

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 乾燥後、セルロース1/2に

    前後 計1回 ディッピング

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4  顔作り

 セルロース乾燥後、アルミテープで顔を作り

 ます

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そいでもって目玉を入れます

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目を入れると、かなり完成が見えてきました

 

5  最後のディッピング

 最近使ってるミノーの最終仕上げは

   ディッピング 前後 1セット

 ですが、フェイスの凹みが気になったので

   ディッピング 前後 2セット

 にしてみました

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 高湿度下だったので、かなり白濁してます

 

 白濁を消すために

    ハンクル『薄め液』を塗ると

f:id:pirokitan:20240822163529j:imagef:id:pirokitan:20240822163542j:image

 おおーっ マジック

    透明感が復活です

 

6  スイミングフック作成

 前回の釣行でバラシが多かったことから

 バイト時の刺さりが良くなるよう

    細軸の渓流針

 を使ってみることにしました

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 ベリーはテイルフックと絡まないよう

 短軸のメジナフックでスイミングフックを

 作っています

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 前後フックのカラーが異なりますが

 釣れない事もないので気にせず取付け

 ます

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 うおーッ

    漸く完成でーす

       わー わー(群衆の声)

 

 重量は 5.2g〜5.7グラムと

         超ヘビーミノー

 

 浴槽でスイムテストしますと

    ややキレに欠けます

 が、まあ普通にスイムはするので

 実釣でどうなるか楽しみですー♪

                                               ・・・終わり

投げやすいミノーの重心を考える(その②)

お腹をアーチ状にしたミノーの形は出来ましたので、セルロースでボディ強化を進めます

↓前回のブログ

piroki-l.com

1  セルロース漬け

 セルロース1/2に、気泡が出なくなるまで

 漬け込みます

     1〜2分位経過 ・・・

                                               OK牧場👌

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 乾燥させるとボディ表面がザラザラしてるの

 で紙ペーパーで磨きます

 

 ティルは入念に磨き細くします

    

   セルロース1/2には前後1セットとして

        計2セット ディッピング

 

 続けてセルロース原液に漬けて

        前後1セット  ディッピング

 しました。

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 ディッピング回数少ないですが、その理由は

   ⚫︎ 平打ち後の立ち上がりレスポンスを

    良くしたい

   ⚫︎その為には背中側の浮力が必要

   ⚫︎ディッピング回数多い程ルアーが重く

    なりキビキビアクションしない

 といった理屈からです

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   強度は下がるが『アクションは良い』

   強度上がるも『アクション重い』

どちらを取るかですね

 

2  鱗貼り

 乾燥後、鱗貼りをします

 新たに鱗用の型を作りました

 

 鱗の型をアルミテープに転写

 テープを折り曲げて、一度に2枚切り取る

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 ヤスリにのっけて

    ゴリゴリ ゴリゴリ

         ヤスリ模様の転写完了

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 鱗が出来たので、テイル端とアルミ端を

 合わせて貼り付ける

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 アルミに付着した指脂を磨き取る

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      ピカピカざんす♪

 

3  アルミとの段差無くす

 アルミ貼り完成したのでセルロースに漬ける

 ここは、セルロース原液に

   前後1回として2セット

 やりました

 

 これで、アルミテープとボディの段差を

 無くします。

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4  リップ作成

 セルロースが乾燥したのでリップ取り付け

 作業をします

 

 以前の釣行にて

   サーキットボード0.5㎜のリップは

   削れて小さくなっていました

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 ↓ リップが削れた過去ブログ

piroki-l.com

 そこで今回は

   ⚫︎サーキットボード1mmのリップ

   ⚫︎ポリカーボネート1mmのリップ

 を作ってみました

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 サーキットボードは折れにくいが

 削れやすい

 

 ポリカーボネートは削れにくいが

 折れやすい

 

 どちらの素材をチョイスするのか難しい

 ので両方試してみる事にします

      

      ・・・最終話(その③)に続く

投げやすいミノーの重心を考える(その1)

ヒラヒラ泳ぐミノー(平打ち)を作ったところ、キヤスタビリティ(投げやすさ)が随分良くなりましたが、飛距離アップさせたく重心について考えてみました

    ↓ 過去ブログ

piroki-l.com

1   問題点

 飛距離アップするには、テイル寄りに重心を

 置きます。

  ↓  こんな理屈

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 しかし後方重心にすると

   着水後

   テイルから直立姿勢で沈み

 この状態でアクションをつけると

 ルアーの直立面に水圧が当たる(水の障壁)

 ので、水壁を乗り越えるために

   沈めた棚から

   浮き上がり上層にズレる

 問題が発生します

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2   対処方法

 直立沈下したミノーに当たる水の壁を少しでも

 回避するようにするため、あれこれ悩んだ結果

 

    ❶ ベリーをアーチに削り

     水圧の乗越えを楽にする  

 

    ❷ テイルを極力細くして

     水の抵抗を逃す

 

 といった作戦を進めることにしました。

  ↓ 筆者の 机上の空論です

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3   型を作成

 2で計画したミノーを作るために、まず

 図面を作ってみました

  ↓ 全長を2mm短くして直立面積を減らしてみる

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   ↓ オモリ挿入部分を考えてこのような形状になった

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 現ミノーは全長52㎜なので、

    全長50㎜

 のショートサイズに変更して、直立姿勢時の

 抵抗を極力減らしてみました

 

    次に、2の計画どおり、ベリー中央をアーチ

 状に凹ましました

 

 ただ凹ましすぎると、オモリがボディに

 埋め込めなくなるため、程々に凹ましてます

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 写真の通り作業を進めて型取りは完成💦

 

4 オモリの配置

 現行ミノーは

    ベリーアイ前 10㎜オモリ

    ベリーアイ後 11㎜オモリ

   にしているところ、改良型は

    ベリーアイ前   10㎜オモリ

    ベリーアイ後 13㎜オモリ

 としました

 

 結果としてテイル寄りのオモリを重くした

 だけです 

  ↓  こんな感じ

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5  接着など

 木工用ボンドで接着します

  ↓ 食べ終えたアイスバーをリユース 

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 一日乾燥させてから、小型ルーターで

 オモリを入れる穴を堀ります

 ↓これが結構集中力を要します

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 穴にオモリを何度も差し込み

 ピッタリはまるまで微調整で穴掘ります💦

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 オモリを埋め込んだら、パテ埋めして

 オモリとボディの隙間を無くします

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6  原型の完成

 パテが固まったらボディに線を引いて

 不要な箇所を削る作業をします

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デザインナイフで切り出して

原型の完成です

      ジャジャ〜ン♪

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  ↓ 3個作る

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 なんとかそれらしく形は出来てきました

 作業は(その2)へ続きます

 

                ・・・終わり

薄いシンキングミノーを作る(その③)

 前回リップを固定しましたので、塗装など

 次の工程に進め完成となります

   ↓ 前回のブログ

piroki-l.com

 

1  リップを整える

 リップ強度を高めるべく、ボディへ

 最大限に接着するため

    リップ根元をやや大きめ

 に作りました

 

 接着後は、はみ出たリップ根元を

    ダイヤモンドヤスリで削り

    ボディと一体化

 させます

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2  アイホール等の制作

 ここから塗装にも進みますので、マスキング

 テープをリップに貼り付け保護します

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 続けて

    ミノー左側面リップ上部に

    『左アイ』をマーク

 します

 

 次に、右アイをマークしますが毎回左右の目

 がズレるので、対策として

    背中から挟んだクリップを

    左アイの目尻に合わせて

    右アイの目尻位置を出す

 ようにしています

 (詳しくは下記写真を見て下さい)

 

 ※ 塗装傷防止のためクリップは手で広げて

   挟力を弱めてます

   

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  右目尻位置とリップが重なる位置に

  右アイを書き込みます

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 ↓ 目玉のズレ悩むブログ

piroki-l.com

 

アイホールは小型ルーターで削り

    セルロース層を貫通させます

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 ルーターで穴開けする際、気を抜くと

 滑ってズレるので

          全集中‼️

 

3  塗装

 アイホールを開けたら、周辺を面相筆で黒く

 塗ります 

 

 次に、アルミと木目を隠すために

    シルバー色

 を、背中と腹側に吹きつけます

  ※ 塗料はMrカラーアクリジョン

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乾燥後、クリアイエローを

   背中から側線にかけて

吹きつけます

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 続けて背中にオリーブドラブ(1)を吹きつけ

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毎回オリーブドラブがトップコートで色流れしてしまい悩んでおりますが、まだ悩み中です

 (う〜ん なんでこの色だけ流れるんじゃ)

 

 ↓ ルアーのトップコート難しい(その2)

piroki-l.com

 

次に、ベリーへホワイトを吹き付けます

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次に、側面へアマゴ模様を吹きつけます

型をしっかり型を合わせないと

歪んだ模様がつくので慎重に・・

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次に側面に赤色ラインを入れて乾燥

 

最後にクリアを吹きつけて塗装完了です

はーっ 疲れますね(暑いし)💦

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それっぽくなってきましたよ🎵

 

4  コーティング

 アクリジョンは

     完全乾燥に一日かける

 とメーカー推奨されていますが、明日(8/4)

 の釣行に使いたいので一個だけコーティング

 作業を進めます

 

 まず、セルローススプレーで2回吹きつけ

 乾燥後、セルロース1/2に

 前後2回ディッピング

 (乾燥時間は今回は適当)

 

 コーティングせずフェイス作りをすると

 塗装面が剥き出しのままで気付かぬうちに

 所々ハゲるので、先にコーティング

 しました

 

5 フェイス作り

 いよいよ顔作りです

 アルミテープで、顔の輪郭を切り取り

 ボディに押し付けます

 

 するとアイホールの位置が凹むので、ポンチ

 で穴開けします

 

 顔型とボディのアイ位置を合わせてみて

 はみ出ているアルミを切り取ります

 

 アルミテープの台紙を剥がしてボディに

 貼り付けます

 

 上唇も作り貼り付けて、アルミにエラ模様を

 書き込み完成

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おっと目玉を入れ忘れてました・・

ちよちょっとな

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6  完成

あとは、これをセルロースで更にトップコーティングして、フックを取り付けて完成です

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       ↓ 重量4.34g

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セルロースコーティングにより4㎜幅の板が

5mmになりましたが薄いシンキングミノーの

完成です

 

この薄さがアクションにどう影響するのか

翌日の実釣が楽しみです

 

            ・・・終わり

薄いシンキングミノーを作る(その②)

 薄いシンキングミノーの制作を始め、木型は

 出来たのでボディを固める作業から進めます

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  ↓ 前回のブログ

piroki-l.com

 

1  セルロースで固める

 セルロース1/2に薄めたものに

    前後2回ディッピング(漬け込む)

 してバルサ板に浸透させ、強度を高めつつ

 耐水ペーパーで研磨し形を整えます

 

 次に、セルロース原液に

   前後1回 ディッピング

 しました。

(※ 今回早く完成させたく回数減らす)

 

2 アルミテープ貼り

 ボディを固めましたので、続いて

 アルミテープを貼り付けます

 

 貼付後、指の油汚れを

 コンパウンドで磨き光沢を出します

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これをセルロースの原液に、前後2回づつ

ディッピングして、アルミテープとの段差を

無くします

↓ ここまでの重量 約4g

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3 リップ取付口を作る

 続けてリップ角30度としてリップ取付口を

 作ります

 

 予め『水性ゲルインク』でリップ取付線を

 引いておきましたので、ここを削ります

 

 【補足】

  事前にリップ取付線を引いた理由は

  完成してから線を引くより

    確実な水平位置がでるから

  です(個人見解)

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 それでは削っていきましょー♪

 

 まずデザインナイフでリップ線に溝を付ける

  ↓  写真失念につきサンプルです ヘケケッ❤️

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続けて、小型ノコギリで

   リップ角度30度ラインに沿って

   左右均等に削り進んでいること

を確認しながら慎重に削ります

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 ボディと水平に切り込まないと

 真直ぐ泳がないので

    慎重に・・ 慎重に・・

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4 リップ作成

 今回、ポリカーボネート5㎜を使用します

 ボディ幅が狭いので、その分、リップ根元を

 長めにして強度を確保します

 

 あとリップ根元の表裏と付け根に

 デザインナイフで傷を付けて

 細かい凸凹を作り、接着を強固にします

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5 リップ取り付け

 次に、今回初めてエポキシ接着剤を使います

 

 様々な強力接着剤を使いましたが、どれも

 ルアーをキャストしていると

    知らぬ間にリップが歪んでおり

 これについて調べると

   接着剤は衝撃に弱くて割れるので

   歪みやすい

 という事でした

 

 エポキシは弾性があり割れないような記事が

 ありましたので今回試してみます

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早速チューブA・B両剤を均等に絞り出して

混ぜます

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これをリップに塗りまーす

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次に、リップ取付口に差し込みます

 

差し込んでから

   リップ裏側根元付近の

       リップとボディ間

にエポキシを盛り付けて強度アップとして

試してみます

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一応リップ取り付けまで完了

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 エポキシ剤は実用化まで一日乾燥させる必要

 があるので、焦らずに乾燥を待ちます

 (作業進めたいですが ザ・我慢)

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 乾燥後は、リップはみ出た部分を削り

 スイムテスト等を行ってみます

 

           ・・・その③へ続く

薄いシンキングミノーを作ってみる(その①)

最近の釣行にてパームス『アレキサンドラ』を代用してますが、とにかくスイミング中のキレが良いので謎に迫りつつ、キレのあるピロキミノーを作成してみます

1 キレの謎に迫る

 アレキサンドラのキレの良さは何処から

 来るのか?

   ズバリ ボディ幅の薄さ

 だと思います。

 

 他のメジャーなミノーと比較して

   Dコンタクト 約7.4㎜

   もののふ   約7.4㎜

 に対し

   アレキサンドラ 約6㎜

 といった薄さ

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 薄いと何故キレがあるかというと

  ⚫︎円形より楕円形のボディの方が

   倒れやすい

  ⚫︎より楕円形になる程(楕円形が伸びる)

   倒れるのが速い

 といった理屈でしょう。

 

 その理屈からすれば、トゥイッチで瞬間的に

 止まると、速く倒れるのは

    楕円形(細身のもの)

 で、トゥイッチを繰り返すことで

    水中でキレ良く

    パタパタしながら泳ぐ

 のだと勝手に解釈させて頂きました。

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2 作成開始

 早速『ピロキミノースマート』の設計をします

 普段ピロキミノーは

    3ミリのバルサ板を貼り合わせて

    幅6ミリのもの

 を作っていますが、今回は

    2ミリのバルサ板を貼り合わせて

    幅4ミリのもの

 にしてみます。

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3  オモリを埋め込む穴彫り

 幅が4ミリと狭い為

   直径5mmのオモリを3mm位の厚み

 にしてみます

 (オモリをペンチで押し潰す)

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 次にボディへの穴あけですが

 小型ルーターで慎重に堀り進めます。

 

 穴にオモリが入るよう、何度か調整して

 ゴリラボンドを垂らし接着完成です

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 まだリップはつけてませんが、沈下する

 アクションを確認しますと

   真っ直ぐ

   水平フォール

 します。

 

 シミーフォールしますが、幅がないため小刻

 みにプルプル震えながら沈下していきます

 (画像失念)

 

4 リップ取り付け

 ボディが細くなり、かつオモリが伸びた事で

 リップが差し込めるか心配ですが仮合わせす

 ると何とかなりそう

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 気がはやり一つだけリップを取り付けて

 みますと・・

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写真のように取り付け出来ましたが、やはり

強度は心配です

 

ネットで調べていると

   接着剤は強力だけど衝撃で割れるので

   エポキシ接着剤が良い

記述がありましたので、今回はエポキシを導入してみようと思います。

 

          ・・・ その②へ続く

ルアーのトップコート難しい(その②)

ハンドメイドミノーにトップコートする事で

塗装の色流れが起きてしまい、対策として

セルローススプレーを吹いて色止めしてみた。

                                      ↓ 前回のブログ

piroki-l.com

1  トップコート難しい理由

 塗装の塗膜は弱く、キャストを繰り返すこと

 で、簡単に色がハゲるので衝撃に強い

 セルロースでコーティングします

 (コーティングは他の材料もあります)

 

 ですがセルロースは

    下地を溶かして結合する

 ことから塗料が溶けて色落ちするので

 対策に頭を悩ませます。

 

 筆者は水性塗料が色落ちしない記事をみて

 ルアー塗装にMrカラーのアクリジヨン  (水性)使い始めたのですが

         色落ちはします💦

 

 ただMrカラーから販売されている

 もう一つの水性カラー『クレオス』よりは

 色落ちしません。

         ↓ メーカー説明引用

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  説明書には

 

            アクリジヨン(水性)の上に

               M rカラー(油性)重ね塗り⭕️

   

    水性ホビー(クレオス)の上に

    M rカラー(油性)重ね塗り🔺

 

 とあります。

 

 セルロースは油性なので相性からも

 アクリジヨンを使った方が良いようです。

  

 そんなアクリジョンも色落ちはするので

    セルロースを霧状に吹きつけ 

    薄い被膜を作り

 最後はドブ付けして、厚い被膜を作る

 作戦としました。

 

2  セルロース吹きつける

 セルロースの吹きつけ方は、ネットや

 スプレーの仕様をみて

   ⚫︎20センチ以上離した距離

            (近いと液だれし色流れに)

      ⚫︎霧から固形化したものが付着

   ⚫︎塗りすぎて液だれ注意

   ⚫︎ 乾燥させて吹きつけを繰り返す

   (1回6時間以上間隔空ける

       ※缶の注意書き⚠️)

 という事に注意して、3回位砂吹きしました

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3  セルロース1/2にディッピング

 続けて、セルロースを1/2に希釈したものに

 ディッピング(漬け込む)しますと

   水玉模様

   赤い側線

 が色流れせず、しっかり残っていました。

 (成功です😃 わー パチパチ👏)

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4  セルロース原液にディッピング

 続けて、セルロース原液にディッピングさせ

 たところ、側面の模様は流れませんが

 背中の塗装がハゲてしまいました。

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 腹側の白もハゲているような・・

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 なぜ塗装が薄い水玉は色流れしないのに

 塗装が厚いところが色流れするのか

 

 乾燥をしっかりさせず、色の上塗りをしたり

 したため、塗装がしっかり固まってない層が

 ズレ流れたのでしょうか?

 

  いえいえ 原因が2つありました。

   1点目

    背中の塗装は

     クレアイエロー→

                        ドイツ空軍機色→

                                オリーブドラブ

 と塗り重ねていたところ

  なっなんとー!

    ドイツ空軍機色がクレオスだった

               ガーン😨

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 2点目

  色落ち原因を色々調べていると

    ディッピングしたら

    ミノーをすぐ引き上げるのではなく

    ジワジワ引き上げると色流れしにくい

 といった説明がありました。

 

 サッと引き上げると

   セルロースが垂れ下がるスピード(勢い)と

   重みにつられて塗料もくっついて流れる

 

 のですが

 

 ゆっくり引き上げれば

   セルロースが垂れ下がる事もなく

   塗料もつられて流れにくい

 といったイメージです。

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5  再度ディッピング

 そこで今度はセルロースが垂れ落ちないよう

    『ソロ〜リ』『ソロ〜リ』

       (狂言師 和泉元彌風に)

 引き上げてみました。

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 するとどうでしょう。

      色落ちしていない! 

 って思ってたら、

      背中とアルミ鱗の境付近が

      若干色落ち

 していました。

(前よりはマシですが)

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 いや〜  塗装は本当に難しい😭

 

次回はもう一工夫してみます。

 

         ・・・終わり